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【極私的音楽雑記】#4 オリビア「水の中の妖精」で洋楽に目覚める。(1976年③)

70年代前半、聴こえていた洋楽

小学生時代(1970年代前半)からテレビやラジオで、その頃、流行っていた洋楽は自然に耳に入っていたと思う。ただ受動的に聴いていたので誰のどんな曲かを調べることはなかったし、レコードを買うこともなかった。
後々思えばこんな曲だったと思う。

ビートルズは1970年に解散していたが、その後「シー・ラヴズ・ユー」や「プリーズ・プリーズ・ミー」はCMで使われていたし、きっとラジオでもよく流れていたと思う。

ロバータ・フラック「やさしく歌って」がネスカフェのCMで使われていた。ちょっと物悲しい荘厳さが印象に残った。カーペンターズやギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」も聴こえていた。

1976年はABBAの「ダンシング・クイーン」が大ヒットした。
今は大好きなクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」、ポールの「心のラブソング」もこの年のヒット曲だがリアルタイムの記憶はない。

オリビア・ニュートン・ジョンの「ジョリーン」

そんな中で主体的に洋楽にふれたきっかけとして記憶しているのがオリビア・ニュートン・ジョンだ。

きっかけは小学校時代の友達F君に誘われて当時の大型スーパーに行ったときのことだ。当時、スーパーの入り口にジュークボックスが設置されていた。これいいよ、と聴かされた中の1曲がオリビア・ニュートン・ジョンの「ジョリーン」だった。

F君は頭もよく、とっぽい感じの子だった(後に慶應ボーイになる)。F君の家は広い庭がある一軒家で数歳上のお兄さんがいてカセットテープをたくさん持っていた。その影響もあって早くから洋楽にふれていたのかもしれない。

英語の歌詞は何を言っているかはわからなかったが、「ジョリーン♪ ジョリーン♪ ジョリン♪ ジョーリーイイン♪」のリフレインが刺さった。歌謡曲にはなかった高揚感みたいなものを感じた。

近所の小さなレコード屋さんで「ジョリーン」の入っているアルバムを買った。歌謡曲以外で意識して自分で買った最初の洋楽のアルバムが「水の中の妖精」だった。

「ジョリーン(Jolene)」

自分にとってこの頃のオリビアのイメージは「そよ風の誘惑(Have You Never Been Mellow)」(1975年)、「きらめく光のように(Making A Good Thing Better)」(1977年)だ。ノルタルジーを刺激する胸キュンのメロディーだ。

ちなみに杏里の「オリビアを聴きながら」(1978年)は、アルバム「Making A Good Thing Better」にインスパイアされて作曲されたようだ。

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