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【音楽雑記】#67 Bobby Caldwell:Real Thing(1991年⑤)

なんと言ってもこの頃のAORはボビー・コールドウェルだった。
JTのパーラメントのCMではニューヨークの摩天楼を背景に「Stay With Me」「Come To Me」といった美しいバラードが流れていた。この頃のバブル時代の空気感と重なり都会のオシャレな大人の音楽というイメージが定着していった。

ボビー・コールドウェルにハマるきっかけになったのはラジオから聴こえてきた「Real Thing」だった。エレピの音もギターもストリングスも全ての音が煌びやか、さびのコーラスワークとソウルフルにこぶしを効かせたボーカルが絡み合い美しい旋律が続いていく。まさにメロウでセンチメンタル。いい曲を作るなーと思った。

この頃には、デジタルダビングできるソニーのDATデッキを手に入れていたのでCDレンタル店で置いてあるメジャーどころは、とりあえず一気に借りていた。ボビー・コールドウェルのアルバムはちゃんとCDレンタルショップに置いてあった。

1991年前後、ボビー・コールドウェルはJT協賛とかで毎年のように来日していた。自分も2回は観に行った。新宿厚生年金会館や三軒茶屋の人見記念講堂だったと思う。

なぜか「Jamaica」という曲を演ってたシーンが記憶に残っている。少しマイナーな曲だが今聴くととても良い曲だ。(ちょっとTOTOの「Africa」っぽい感じもある)

数あるヒット曲を演奏した後、アンコールでアカペラコーラスで聴いた「So Much In Love」はそうくるかと感動したのを覚えている。


それにしてもパーラメントのCM曲はいい曲が多かった。Ray Kennedyの「Just For The Moment」なんかは高校生の時に買ったレコードだ。Beverly Cravenの「Promise Me」の入ったCDもこの頃に買って持っていた。

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