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鉛筆で描いたかのようなAI画像の生成#2

1 はじめに

 生成AIによる、鉛筆で描いたかのような画像を、或る程度安定して生成できるようになりました。対象は、Bing Chat の Image Creator キーワードは ”drawn with the simplest rough lines”、 "generated like a pencil sketch" とか ” doodle style" とかです。これで、AI画像に独特の「AIっぽさ」が抜けるように思います。

 参考記事を以下に示します。

2 作例

指は微妙におかしいのですが許容範囲かと
「スマホ操作」の画像群のなかではいちばん自然におもいます。
ちょっと線が綺麗すぎです。もう少しラフでもいいような
基本は白黒なんですが、どういう訳か背景がクリーム色の場合があります。
少し緻密になりすぎました。"real" のキーワードが効きすぎたようです。
構図としては良いのですが、緻密すぎました。
程よく下書き感が出てますが、鉛筆というよりミリペンのようなタッチです。


プロンプトを誤解して、鉛筆で描いている人を描くようです。


背景に鉛筆が登場してしまいました。画像はほどよいラフさであり、OKです。
割とうまく線画にしてくれましたが、鉛筆画っぽさはないです。
左手の指が微妙におかしいですが、全体としての構図やラフさはOKです。


細かな下書きっぽい線が残っていて、鉛筆画の感じが出ています。
人が鉛筆で描いている画像が生成されてしまっています。


指が見えない構図で破綻がないです。ただし狙って作ったものではないです。
程よく鉛筆のラフ絵っぽくなりました。
時折、こういう昭和のマンガっぽい画像が出ます。
同一プロンプトの繰り返しなのですが、絵柄がリアル風になるときもあります。
陰影は斜線ではなくハッチングになるときもあります。特にプロンプトで指定していません。

背景に物が散らばっているのはAI画像に独特です。これはレタッチで消せます。
右手が破綻してたので、多少修正したものです。
左手が破綻してたので修正。

3 おわりに

 鉛筆画で落書き風、かつ、シンプルでラフな線を指定すると、普段の生成AIの画像とはことなるテイストの画像が得られました。
 生成AIの画像の色の使い方は独特です。この独特さを排除するひとつの方法として、敢えて、モノクロでラフな下書き風画像を生成させることは、有効とおもいます。


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