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植木屋同僚”U”の入院



Uは今のチームの一員、僕より一回り上70代
気弱で、一見温和

以前書いた てーのーみじゅく大学卒の”J”の弟子
Jは酷い奴でUをパしりと扱い
Uが僕の師匠に泣きついたのと
Jが お客様への態度も酷すぎて事務局から仕事を周旋されず
Jも師匠に泣きついたので
去年は数度4人チームで仕事をした。

昨年末、師匠が腎臓を悪くして休業 師匠が指導した”O”さんのチームに
Uと僕は入れてもらう。

1月の仕事、”U”は何の口実か知らないが出勤しなかった。

Oさんのチームは僕が今まで師匠とやっていたのと手順が違い、
使う道具も若干違っていたので、数点買い足した。

コロナで物流が滞っているのも在り、少し入手に苦労した。

2月からUが合流した。
Jに指導などされている筈もなく、僕より長いのに植木の剪定等苦手
片付けは、そればっかりさせられていたので、丁寧で綺麗
でも、周りを見られないので、要らないところまで綺麗にして時間を喰いすぎる等弊害は在るが、Oさんのチームは、皆が大人なので事なきを得ていた。

2月上旬、僕とU サブリーダーの”SK”さん、3人現場が有った。
大きなマンションの1階部分の手入れ
共有部分に立ち木があり、下に矢竹が密集している。
管理組合の理事長が施主代表で3人で指示を聞いた。
「竹は、この線まで残してください」

SKさんは難しい立木の剪定、僕は離れた場所の片付け、Uは矢竹他の処理

その日の作業が終わり、施主さんに点検してもらう。
やっべ、僕は脇の下に冷や汗
「竹、全部切っちゃった?」
施主さんが驚いている そりゃそうだ指示と違うことをしているんだから
Uはぼぉっと突っ立っているだけ、SKさんと僕で平身低頭
竹なので春には回復しますと納得いただいて治める Uは一度も謝らない。

「次から指示は、ちゃんと守ってね」
SKさんがUに
「はぁ」
解散後、ホムセンへ行く僕に ひっついてきたU
「言ってくれれば良いのにね」
「SKさん樹上だったじゃん」
「上からなら良く見えるから だめだよーって言えば良いのに」

それでも師匠から庇ってやれと言われてたのも在り
Jに何も教えてもらえず15ヶ月つかいっぱにされ、
可哀そうな奴だと思っていたから

今のチームで必要な道具を融通した、無料で(笑)
一つはミニ熊手、ホムセンでも買えるけど、プロ仕様のは植木市場や
農協じゃないと手に入りにくい、山手通りの内側じゃ ちと難しい。
そのメーカーは冶金が甘くて、使っているうちにネジがすり減り使いにくくなる。
「そこ、注油しておくと良いよ」
Uはネジを回しながら
「これ、やすっぽいんだよね」

もう一つは手帚、竹製でホムセンに在れば400円弱だけど コロナのせいで入荷未定、Amazon、楽天だと1,000円台、
僕はヨドバシドットコムで2本買っていたので渡した。
「竹の枝が抜けるんだよね」
構成している竹の枝を引っ張り、引き抜く、しかも僕が使っている奴
「やめてね」
枝を取り返してエマルジョンボンドで固めてコードタップで絞めて修理。

次の日、何事も無かったかのように話しかけてくるので
「箒、引っこ抜くから近寄るなよ」
「俺、抜いたっけ?」 ニタニタしながら言う

それから、脳内deleteを試みていたら壊れた
胸水が溜まる状態の心筋梗塞だそうな

どうぞ お大事に♪

親方や先輩に指示される
「◎〇を××しておいて」
「〇〇 ××ねっ」
言い方が偉そう

お客様から茶菓の おもてなし
「これかよ」

先輩が昼食時バナナをくれる
「いつもバナナだよね」

UはJと変わらない 嫌な奴なのが解った
僕に人を見る目が無いのも解った

万一戻ってきたら、どうやって脳内deleteしようか(笑)

して貰って当たり前、愛されて当たり前、想い通りに行かないと文句を言う
そんな 小汚いじじいを誰が好きになるもんか(笑)

お 自戒しようっと♪

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