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愛しさを誘うのは愛らしさ
美味しいものが欲しい時のティアの瞳

愛されたいと狙っているのでは無い
ただ、そこに在るだけで愛しい

僕とティアの間に
積み重ねてきた愛情の関係が在るから

あの日、愛するためにお迎えしたからだ

愛しさも植物と同じで種が有る
それを心と言う地に植えて

日々陽を当て水をやり
ティアが楽しいように楽なように

自分の持てるものを全て使い
気を使い

それが自然に自分の喜びとなる事で
愛する慶びを与えられている

放置された植物の様に
忌枝が出ない様

時に剪定のハサミを入れ
大切に大切に

手を抱え込んでくれる前脚
猫特有の肉球

ざりざりとした舌の感触

愛する事は愛される事
それを教えてくれる

無心に在る生命は美しい
ゆえに愛しいと共感し

愛したいと望む対象になる

愛されたいと足掻く愚かさは
滑稽で醜悪だ

放置された針葉樹の内側の様に
茶色く枯れて雨に打たれて腐れた様子

一見美しい青葉に刃を当てて
そこに陽を当て風を通してやる

植物なら、そんな愛し方も出来ようが
ええかっこしいの老人はただ朽ちていくだけだ

赤子のように無心に
猫の様に生き生きと
心震える生命を感じたい

愛しさは華

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