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特に深く考えているわけじゃない
結婚制度ってものを厳守しようとか、それどころか肯定してるわけでも無い

香織のキスを受け入れたのは、文字通りお年玉だ
アヤから言われなくても、香織の気持ちは良く解る

世界には一夫多妻もあるし
日本でも事実上、そういう形を取っている人たちがいるし
実際知っている

口幅ったいが僕の経済力なら、僕も出来るだろう
香織は素敵な女性だし頭も良いから、もし3人のチームになったとしても
楽しく日々を過ごせるだろう

アヤの質問に僕は答えている
僕たちはこたつに脚を突っ込んでヨギボにもたれている
アヤの頭は僕の左二の腕だ

アヤに集中して居たいんだ
アヤとの時間が途方もなく楽しくて、一緒に居て楽で心が弾む
他の人と肌を合わせたときにアヤを想いたくない

自分が気を散らしている自覚をするのが嫌だ
僕の性格、判るだろう

集中してゾーンに入ると、なぁんも要らなくなる
それっだけっ

その対象がアヤ
だから、アヤが重たく感じないような気配りもオートマチックに動いてる

アヤがほんの少し香織に負い目を感じてるのは解る
多幸感を分けてあげたいと言う気持ちも理解する

今の状況は御縁のなせる業、遡及は出来ないし
香織をいれるという状態でごまかすのも嫌だ

きっとアヤも半分は僕を独占したいと想ってくれてると思う

僕はアヤに独占されたいし
アヤに集中して居たい

もう、今はほかの女を抱きたいと思わない肌を合わせたくない
アヤが僕のつがいだと解ったから

それは誤解ではなく僕に取っての真実だから

アヤのいない世界
今の僕には想像できない

今は二人で世界を観ているんだから

こうやって二人で悩んで行こうよ
ある意味贅沢な悩みが続くでしょう

僕たち二人だけで生きているわけじゃなく
周りとも繋がって生きているんだから

どうしても小さな軋轢や祖語は有る
そこは二人で話し合おう

幸い、お互い言葉にするのは苦手じゃないし
この人はどんな反応をするだろうかの想像の時

最悪な答えだけは出ないと
信じあえる関係性なんだから

言葉にしなくても解り合ってる部分は有るけれど
それは過信しない

言語化して伝え合って確認し合って
関係を積み上げていく

アヤが大切で仕方ないから
僕はそうしたい

「たった一人貴方だけで良いと思う、他の男は知らないで良い」
アヤがキスをしてきた

「何千人何万人と睦み合っても、貴方と睦むほどの満足感は無いだろうし幸せだと思わない」
僕の頬に手を置いて ぎゅうと引寄せキス

「このお兄さん、無限大のレパートリーをお持ちだし、反応次第で変幻自在に立ち振る舞うから、逆ハーレムを創るより睦も楽しめるんだと想う」
左の脚をもちあげて、僕の太腿に絡ませる

「愛して居るから感じるんだよね、ものすごーく」
そうさ、それもクリアーに感じる、そこに他の何かを混ぜたくないくらい
クリアーな快感、快楽 穢したくないじゃん


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