見出し画像

10年以上前に友人と「護心術」なるものを考えて商標登録をした。 

あれこれ原稿は書いたけれど、 2つの前提と極意は10個

一、「力愛不二」りきあいふに

二、「色心不二」しきしんふに

今日は、この二つ

ご参考までに極意は下の10個


極意その1 ゆっくり・ゆったり

極意その2 傾聴 (けいちょう)

極意その3 嘘をつかない

極意その4 率直・素直であれ

極意その5 無知の知

極意その6 後の先

極意その7 失敗は成功の母

極意その8 インスピレーション

極意その9 臨機応変(りんきおうへん)

極意その10 不傷活人(ふしょうかつじん)


これを基にチャートをこさえて、フローして行き、実際の行動に繋げようと想っています。

護心術には大基になる思想が二つ有ります


一、「力愛不二」りきあいふに


いつも私の頭の中にある大好きな言葉、護心術の精神でもあります、宗門から頂きました。いえ、大丈夫です、怪しげな宗教に被れて居ません。

意味は、大好きなハードボイルド、レイモンド・チャンドラーの
探偵フィリップ・マーロゥの台詞
「強くなければ優しくなれない」
痺れるでしょう!そして、
「優しくなければ、生きている甲斐も無い」
日本語って凄いですね、こんなに長い台詞をたったの4文字で表す。

簡単に言うと、
「強くなれば優しく出来る」
強いから、欺瞞なしに余計を排除、率直に素直に相手を受け止め
優しい関係になれる。

この後、力愛不二について解説しますけど、
ちょっと抹香臭いので、興味の無い方は、飛ばしていただいてOK
「強くなれば優しく出来る」だけ想いに刻み
「力愛不二」と時々、口にしてみてください。

「力愛不二」は仏教の禅の思想です。
私たちにおなじみの、座禅を組む南禅ではなく、
映画にもなった少林寺北禅、金剛禅とも言います。
大本は達磨大師だから、天竺かしら?

座禅主体の静禅に対し、武術で身体を鍛え精神も高めようとする動禅
の思想。 身体は動かさないと(笑) 心も鍛えられない。

力の伴わない、優しい心だけ持っていても顕す力がなければ無意味。絵に描いた餅、優しさは伝わりません、愛を表すため、心に愛の力を持つ。
これが修行の一つ。


強いとは、力を振るうことでは無く、秘めていること。愛する為に使う事、
力を秘めていれば、多少のことに動ぜず、冷静に対処して
問題を解決できますが、力が無いと恐れに囚われ、
恐慌の余り、周囲を巻き込み傷つける、自らも傷つきます。

力も愛も二つのものに在らず、表裏であり一つ
どちらが欠けてもバランスを崩し、成り立たない。


例えば、過去に嫌な出来事があり、これを忘れる・執着を手放す=赦すというストレスを消滅させる方法。 そこに力が必要、鍛える事が伴います。


赦すとは、捉われている事、怖れや、縛っている拘りから心を開放する事、愛の心、慈悲で赦す事を決めて、心にそれをする力が在れば、
過去の呪縛から自由になることが出来る。 呪縛から逃れる事が力になる。

ここも表裏

こだわりを開放してしまえば、同じような出来事が起きても、ノウハウを得て冷静に対処できるけれど、こだわり、過去の呪縛が残っていると、また同じような恐ろしい目に合うのじゃないかと怯え、不安になって、物事が上手く運ばない。

幸福への鍵、赦しを手にする為に心を鍛える。 その為のフローチャート


自分が他人にしてしまって、痛いほど悔いていること、
他人からされて、心の傷になってしまっている事を悔い改めたと定め、想いを割り切り、赦すとストレスから開放される。

ずっと過去に囚われて悶々とした苦しみの時から、解き放たれ、心に有ったしこりが解ける、重荷が肩から降りる。
幸せに向かって進むことが出来る。

また、身体の護身術で、身体の技と力があれば、暴漢が貴方を殴ろうと振り上げた拳を、より強い掌で、やんわり握り抑える事が出来る。
貴方は殴られて痛い思いをしないし、
暴漢も貴方を殴ると言う罪を犯さないで済みます。

「護心術」も相手が貴方を傷つけようとする言葉を発する前に、
「気」を察し、チャートを構成して問題そのものを解決の方向に向けていく。
良い感情を共有して共に問題解決にあたり、人間関係を円滑に運ぶ。
これが「護心術」の目的です。

力をちゃんと理解していないと、
力そのものが悪いもののように思う傾向に陥ります。
力は良いものです、いくらあっても悪いものじゃない
ただ、使い方なのです、そこはお金と同じ。

考えなしに、自分の本当の心に反して、むやみに力を使うのは感心しない、
愛を伴わない力は、腕力、財力、知力どれをとっても
暴力でしか有りません。
もちろん「護心術」も暴力は否定します。
力に裏打ちされた率直・素直な心が、優しさを生み出します。


二、「色心不二」しきしんふに


これも宗門の言葉。
色は身体を含む物質を表し、心は精神・心。
どちらが主で従でもない貴方も私も、身体だけの存在じゃない、
心だけの存在でもない。
両方があって、初めて、貴方であり、私がある。
これも分かちがたく、拳法は身体を鍛えることで
心を鍛えようと言う金剛禅の思想であり、
心を強くしようと願う「護心術」に頂きました。

返せば、心を穏やかに、心の力をつけて自分を強くすれば、
ストレスに克ち、病気をしない強い身体になっていく。
困難を「へのかっぱ」と笑い飛ばし
日々の生活にも笑いを見つけ、力を呼び起こす。
身体に湧いた力が、やる気を起こさせ、
楽しい人生を引き寄せ、楽しいとストレスから開放されて、
良い循環に入っていく。

そして、どんな稽古も修行も心を鍛えるのが目的でも、産まれた以上、
必ず身体から入る、私たちは身体で反復して覚えていくしかない。
拳法のように身体を動かすものはもちろん、
身体を動かさない座禅も、身体を動かさないと言う行為が
必要だし、「祈り」や「瞑想」も脳と言う肉体で行い、
声帯を使い、口から外へ繋がる。思考を使い意識の奥座敷と繋がる。

全ての事柄は色=身体の部分で覚えて、心へ反映していく。
それは、体と心が不可分のものだという証拠です。
身体が健康になり豊かで強い心になる、
そんな門には福が来ます、ほら、良い循環でしょう。

「護心術」は闇雲な稽古をしません、苦しい事はしない。
私は苦しいのが嫌いですから。

精神と出来事を科学的に分析して、日常に使用できるエッセンスを
身体の一部である脳と口を使い、楽しみながら言葉で反復して、
耳から聞いて、書いた物を目から取り入れ、
心を強くしていくことを楽しみながら、身に付けて行きます。

「護心術」は、しかめっつらしい、難しいものじゃなくて、
文字が読める人なら誰にでもわかるように、
話を聴いた人が、そのたびに一つ持って帰って、そのときから直ぐに使い、豊かさが増えるように。

なにか事有る毎に、この本を開き、苦しさがひとつひとつ消えるように願って創りました。

自分を見つめ、心の動きを掴み自由自在に動かすことで、心を強く優しくする。

強い心は、穏やかに、しなやかにしたたかに動き、対人関係にも良い影響を創りだす。

護身術が理不尽な暴力から心身を護るように、
「護心術」は、日々起こるストレスから心身を護り、
笑顔をつかむ術。

「護心術」で、ストレスから起こる心痛を捌き
病気にならない心と身体を創りましょう。

って10年前の原稿を そのまま転載(笑) 爺になって、少しでも どなたかの お役に立てたら嬉しいな(笑)

明日から、10の極意を一つずつ、今の僕の言葉で書いていこうと想います。



お邪魔でなければ、サポートをお願いします。 本日はおいでいただき、誠にありがとうございます。