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「イメージを視覚化する」改定版

        冴えた10の方法

プロローグ

なにか新しい事を始めようとするとき・・・・
頭の中に良いイメージが浮かんだとします。
絵が上手な人なら忘れないように紙に描き留めればよいかもしれません。
ですが、すべての人がそうとはかぎりませんよね。
「自分。あんま絵が上手くないんだよね。」という人がほとんどでは
ないでしょうか。
ほとんどの人が高校の美術の時間を終えると絵を描いたりしなくなってしまいますよね。世界中に大量の動画やアニメやイラストが街に
氾濫しているのに?
なぜなんでしょうね。
頭に浮かんだ素敵なイメージをアウトプットする
具体的な方法があったら
知りたくありませんか?

■例えばこんな場面

〇会社の会議や客先での商談の時                 
 頭の中に良いイメージが浮かんだとします。
 そんなアイデアを他者と共有して企画書の落とし込みたい。

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〇これからデザイナーやイラストレーターまたアニメーターやマンガ家
 など絵を描く仕事を目指しているんだけど、
 どうしたら上手くなるのかわからない。
〇あるいは洋菓子のパテシエや和菓子の職人、また料理人などを目指してい
 る方たちだって新しい商品を開発する際「こんな形で、こんな色で」
 とか、イメージを描きだしたりしませんか。

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昨日までこの世界に無かったものをイメージするとき、
 そしてそのアイデアを他の人に伝えようとする時
 「イメージの視覚化」って必要ですよね。

「絵は上手くなりたいけど、自分には才能ないからちょっと・・・」
なんて思っちゃってません?

■あきらめるのはちょっと待ってください!
 実はこれ、:考え方や見方をちょっコっとだけ変える :ことで、
 簡単に解決できちゃうんですよ!


絵を描く仕事を長くこなして来て、いろんな人と出会ったり
触発されたりへこんだりしました。
そんな日々のなかで、会得し発見した
「イメージ」を具体的に視覚化(ビュアル化)する方法について
以下のようなメニューで
お話していこうと思います。

目次  序文   プロローグ (当記事)
    第一回  道具について。
    第二回  観察すること・洞察すること
    第三回  イメージを引きだす 
    第四回  パースを信じるな。
    第五回  エッジってなに?  
    第六回  シルエットを拾う
    第七回  単純化とデフォルメ
    第八回  光と闇の攻防
    第九回  多様なアプローチについて   
    第十回  空という考え方
 まとめ&特典  謝辞と特典メソッド(風神付録・雷神余禄・天神秘禄)

■※以前掲載させていただいた記事を改定致しました。
 購入頂いた方には新たに追記したものも、
 以前と同じ価格でご覧いただけます。

余禄

        「過去のバカな俺の話」を聞いてくれ       

junboo

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小学校2年生の頃、俺は漫画家になることを決意する。(笑)
そして、自分の部屋のドアに探偵事務所の看板を模した模造紙を
はり、探偵兼マンガ家をめざしたのだ。(なんでだよ!)
やることは、マンガを大量に読むことと、授業の無い日は
ひたすら漫画を描き続けることを自分に課した。
学校もあるので普段はあまり長く描いていられないマンガを描く
行為に没頭した。
外に出るときは、当時崇拝していたホームズ先生が教えてくれた
観察を行うのだ。そして論理的に考える。
そうやってお話とかを考えてすごしていた。
いまでもそのときマンガ描きながら聞いていた曲が流れてくると、
まるで今そこで描いていた時の映像がくっきりと浮かんでくる。
そのとき描いていたコマの記憶すら浮かんでくる。

高校を受験する頃には、小さな本屋が出来るぐらいのマンガの蔵書が
増えていた。
それらのストーリーの分類と研究に明け暮れていた。

時がたち、アニメーターになって三年ほどたった頃だ。
俺は絵がまったく描けなくなった。
その後も、そんな状態は続き3年が経過する。
アニメーターが仕事なので、絵は日常でも描いていたが、オリジナルの
絵はまったく描けなくなった。スタジオの師匠は、
どんな絵でも描けるようにと、オリジナルの絵柄をつぶせっと俺に命じた。
そのおかげか、いまでも数枚程度なら
どんな絵もそっくりに描くことができて、
IPがらみのゲーム絵コンテなど描くときは、非常に重宝している。
いわゆる「鬼滅の・・・」とか「DRA・・BOLL]とか「EVA・・・」とか
「版権がうるさいからサンプルは描けないけど」

※IP  (intellectual property 知的財産権)

俺はバカであったので、自分がその職業になるまで、アニメーター
がどんな仕事かまったく知らなかった。今でこそ、結構な人が認知するようになった職業だが、当時はマンガ家と混同される場合がほとんどだった。
めんどくさいので説明はしなかったが。・・・そんな時代だった。
マンガ家を目指していた俺は絵を勉強するためにアニメーターになった。それなのに全くオリジナルな絵が描けなくなった。

理由は明らかだった。

周りには、上手いアニメーターがウジャウジャいて、当然 仕事柄
毎日上手い絵を沢山見る事になる。しかも描くのも早い!
次第に 描くテクニックよりも先に、
見る目の方が進化してしまうという歪な状態に陥っていった。
うまい絵かどうかが自分で分かってしまう。
しかし自分の腕は、その技量をもっていない。こっこんな地獄は無い。

バカな俺でも、そんな「やっちまった感」はさすがにわかった。
「これでは、いけない。ヤバいよ!ヤバいよ!」
と、描き出してはみるのだが、手の方の技術はまだまだ未熟。
いやぜんぜんだめだめでしょうよ。そりゃ。見習いアニメーターだもんな。
肥えてしまった目に阻害されるようになっていて、
思ったような絵が描けない。苦しい。辛ぇ。
自分の下手さにイライラして、
描いた紙に八つ当たりをするように丸めたり、破り捨てたりしていた。

その後、少しづつだか俺は努力と研究を続けた。
もともと覚えが人より劣っていた俺は、人の何十倍もの努力と研究をした。

9年ほどアニメの仕事をこなすうち、俺の右手の指のペンだこは
ハンパないほどデカくなっていた。
痛くて鉛筆が持てないので、右手に鉛筆を握ったまま包帯で
ぐるぐる巻きにして描いていた。

オマエらはこんな苦労したくないだろ。っていうかするな!
そんな苦しかった時代に、
苦しんでいた頃 に、偶然発見した「冴えた方法」
「イメージを視覚化するための10のメソッド」
「最速で進化するための冴えた方法」

そんな話を、苦しんでた過去の俺に向けて話すみたいに、
ポツリポツリしようと思う。
もし、よかったら付き合ってください。

2020.10.23


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