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「人民掌握コントロール・マシン」創りました。

男はいった。
「今週、これから面白いことが起こるぜ!」
「人間観察は、これだからやめられない。」

彼はよく、:人間たちは:とか:人間は:、という風にいう。
自分だって人間だというのに。
多くの・・・人・・・民だな。・・を
 自由にコントロールすることが可能な機械ソフトウェアがあったとする。
 あんたほしいくないかい?」

「日常生活に溶け込みすぎて誰もコントロールされているのに気がつかない。誰一人だ。もうありふれた日常になってしまっているから。」
「この話とはあまり・・・関係ないかもしれないが、こんな例えがある。
「いじめっ子Aといじめられっ子Bがいたとする。」
「関係性は、一見A→Bの上下関係しかないように見える。」
「Bも関係性が確立してしまうと、Aに服従することが当たり前になってしまって考えなくなってしまう。
 そして、盲目的にAに従ってしまう。」「・・・・・Aにとっても同じで、Bをいじめることが日常になってしまっているから」

「しかしだ・・・・・世の中にはAとBしかいない訳じゃない。A君とB君の間には、いびつな恋愛関係のような関係性が出来上がっている。だから、二人だけの世界の中でしか考えられない、というかあまりに日常すぎて:考えなく:なってしまっているのじゃないか。」
「この世界には、例えばC君という存在もいる。
 だけどA君B君はつかず離れずに接してくるC君に
あまり気をはらわない。」

「でも実はC君は、A君のいないところで、B君にやさしい言葉を
かけたりす る。その舌の根も乾かないうちに、今度はA君に次のB君いじめの計画をつぶやいたり。」

「こうしてC君が考案した:他人をコントロールするシステム:が完成した   わけだ。

 A君はB君に君臨する自分に酔っていて、まったく気が付いていないけれど、間違いなくC君に操られているんだ。
・・・・分からないように、密かに。」

俺は男に言った。
「いったいなんの話をしてんだよ」

男「多くの・・・人民を
 自由にコントロールすることが可能な機械ソフトウェアがあったとする。
 あんたほしいくないかい?」ってさっき聞いたろ」
「日常生活に溶け込みすぎて誰もコントロールされているのに気がつかない。もうありふれた日常になってしまっているから。」とも。

「・・・・・」

男「他人を自由にしかも、誰にもわからないようにコントロールするアプリ。大変便利だろう。
  だが、ひとつ忘れてはいけないのは、・・・・
  :自分が騙されても気が付かない:ってことさ。」

男はにゅっと口をゆがめて下品に笑った。そしてこういった。
「どうして皆、上から目線でマウントをとりたがるんだろう。」
「自分よりも、上の存在があることを忘れがちだ。
「いじめっ子をいじめるいじめっ子。人心をコントロールする者をコントロールする者。
「この世界にピラミッド構造など存在しない。ヒエラルキー?くくっ・・・笑わせる。人間どもが勝手に優劣を決めているが、彼らはもっと上の存在に気が付いてはいない」

「ちいさな権力を振りかざす輩は、
もっと大きな権力につぶされちまえって・・・そう思うんだ」
「人間ども観察していると、これだから面白い」

まただ、また男は「人間たち」と。そしてにゅっと薄く笑った。

俺はほんの少しまえから、この男にイライラしていた。

ウォーターゲート事件
事件出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(ウォーターゲートじけん、アメリカ英語: Watergate scandal )とは、1972年6月17日にワシントンD.C.の民主党本部で起きた盗聴侵入事件に始まったアメリカの政治スキャンダル。1974年8月9日にリチャード・ニクソン大統領が辞任するまでの盗聴、侵入、裁判、もみ消し、司法妨害、証拠隠滅、事件報道、上院特別調査委員会、録音テープ、特別検察官解任、大統領弾劾発議、大統領辞任のすべての経過を総称して
「ウォーターゲート事件」という[注釈 1]。

1972年6月17日午前2時、ワシントンD.C.にあるウォーターゲート・ビルで働く警備員フランク・ウィルズが、建物の最下部階段の吹き抜けと駐車場の間のドアのロック部分に、奇妙なテープが貼られているのに気付いた。このドアはガレージからの侵入を防ぐため、閉めると自動ロックされ入れなくなるが、テープでロックがかからないようにしてあり、ノブを回すとドアは開いた。彼はテープをはぎ取ったが、10分後に点検に戻ってみると、またテープが貼り直されていた。不審に思った彼がDC警察に通報したところから事件は始まる[1]。

「さあ、今週米国で何かが起きそうだ。後世人間たちは、
 この事件にどんな名前を付けることになるのだろうか。」

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