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書いているうちに珈琲がなくなった。

 7時に起きたらもうエバーフレッシュの葉がもう開いていた。人間くらいだよね、自堕落に寝坊するの。人間でよかった。よかったと思うと同時に、かなわないとも思う。猛暑で疲れ気味のベランダの植物たちも、最近の朝の少しの涼しさで元気になってくれるといい。

 今日すること。
・仕事道具の整理少しずつ。刺繍をはじめてからどんどん増えてくる布地や裁縫道具を一か所にまとめる。何故か、家のあちこちに点在している。本棚の一角、謎なのが洋服のラックの下の棚、一度おいてしまうと景色と化し、数か月そのままという事態だ。
・明日のワークショップの準備と、来月のワークショップの告知準備
・洋室の整理。PC作業や読書は洋室でしようと思って、半年前に使っていなかった机を窓際に置いてみた。けど半年経った今、ずっと和室にいる日々。そうだろうなとは思っていたけど、あまりにも、そうすぎる。
・買い出し。出かけるの好きだから、他のタスクを放ってさっさと出かけてしまい、そのまま本屋についつい行き、喫茶店で読書を始めるのがいつもの落ち。半日が過ぎているということがざらにある。今日はそうならないようにする。

 仕事で出会った人は、私のことを”ちゃんとしている人”と言う。丁寧に仕事をしそうとか、きっちりしていそうとか、めちゃくちゃよく言われるし、数日前にも言われた。

 ぜんぜんそんなことないのだ。家は、人を入れることはできる程度には整っているけれど、人は選ぶ、という程度にいつも物が散乱している。空きスペースがある押し入れがあるというのに、仕事道具や、文房具、読みかけの本数冊、化粧道具などが点在している。要は、物の定位置が決まっていないのだ。たまに決めるために部屋をひっくり返すように整理整頓をはじめるけれど、また、戻る。この状態に心地よさを感じているのもある。

 あと、和室の窓際が気に入りすぎている。窓を開けられる季節は、和室の窓を開けて、何なら網戸も開けて、ずっとそこに居る。だから、和室に物が集まってしまう。この居心地の良さが諸悪の根源なのであって、そもそも家なのだから居心地が良いに越したことはないので、もうこれでいいのではないかと書いているうちに思い始めてきた。

 9時を過ぎた。書きながら、一杯目の珈琲を飲み終わってしまった。このあとの作業にも珈琲が必要なので淹れなければ。それから身支度を整えて、もろもろに取りかかろう。この4日間で、今日が一番よいはじまりな気がする。在宅初日から、これが出来ればいいのだけれど。世の中の働く人たちを本当に尊敬する。みんな、ちゃんと働いていてえらい。


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