そろそろ記録しておいても。

5月17日(金) 朝

社会学者の岸政彦さんの本を定期的に購入して読んでいる。初めて読んだのは「断片的なものの社会学」で、岸さんの暮らしから社会がみえるような、愛おしい本だった。

そんな岸さんが最近はじめたPodcastにも同じような気持ちをかんじさせてもらう。最新回の保護犬ちくわを迎えたエピソードでは、昨年喪った愛猫おはぎへの気持ちが溢れていて、一昨日聞いてから思い出しては泣いている。

私も八年前に失った愛犬がいる。常日頃考えているわけではないけれど、何かと思い出してはメソメソしている。

岸さんが「にがにが日記」という本の中でおはぎとの最後の日々を文章にしていて、私も愛犬との別れのことを書き記しておこうかなという気持ちが少し生まれた(けど、こう書いただけで涙目)。

忘れないだろうと思っているけど、いつか私も忘れてしまうかもしれない。けど忘れないだろうな。の、繰り返し。

八年て相当な月日だけど、彼女を見送った日に自分が話しかけたことや家族が発した言葉。車で流れていた音楽などをよく覚えている。忘れたくない。

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