自由気ままな家族が交通事故被害者になった-4

書く気になれば、頑張れる。被害者になったら、どうなるのか?

後遺症とか色々気になることもあるけれども、何より気になるのはお金の話。匿名の記事ですから、特定できないであろうレベルまではお金の流れ、書きたいと思ってはいます。(金額等は調べて頂いたら分かるので、明確にはかきません。興味があったらしらべてみてください)

一言いえるのは、

「頭に障害残りそうならちょっとしたことまでこまめにメモ残せ」です。

そのメモで100万単位で金額が変わります。本当に。

さて、我が家では事故後に私が「慰謝料の額も変わってくるし、弁護士さんをいれよう」と提案したので、実際に弁護士さんをいれました。弁護士特約ついてる保険は無かったので、全額自腹ですが慰謝料からひかれるので手持ちがなくても無問題。弁護士さんについては伝手なんぞありませんから、勤め先の紹介の紹介で契約しました。ありがとう、紹介してくれた人。

素直に加害者側の保険屋が信用におけなかったのもある。

これを話すと特定できちゃう可能性あるので、言いませんが…マジで担当者がありえなす。

契約の際に頭の障害で支払われる想定額(自賠責での弁護士を入れた場合の金額の差etc.)とか日記をつけてくださいとか色々教えてもらいました。この日記、割とどうでも良い変化まで書いてたのですがこれが重要でした。

味の好みが変わった。味の濃いものや甘いものを好むように変わった。昔は文句言ってたけど、文句も言わずおいしそうに食べる。味覚が鈍くなってる?
話をしている時に「はっはっは」と棒読みみたいな笑い方をする。その時は頭があんまり動いてないか理解・納得ができていないように感じる。(これが日が経つ程に変化があり)話を聞いて、分かっていなくても「はーい」「ありがとうございます」と定型的な返事をする。

他にも歩行の時間や天候による動きや思考の違い等々、毎日思ったことを書きなぐり続け、それを元に傾向や変化をまとめてあちこちに提出しました。書きなぐるのは、一人じゃなくて母と妹が中心で、私はまとめるたりする係でした。ちなみに、このまとめが等級の認定に大きく関わってきます。この日記が慰謝料の額を左右します。

個人的に、この日記を書く人は、複数いた方が良いと思いました。視点が違うし、補完しあえます。我が家の場合は、妻である母と娘である妹や私では、父の当たりがちがいました。父は母の話は、話半分でしか聞かないけども、私に対しては聞き分けが良かったりと…パァになったなりに人への対応を変えていたので…。

さて、話は変わって、入院中の費用。ここらへん、よく分かってないのですが、大体加害者持ちです。保険診療にしました。なんか最終的な慰謝料的なやつに関わってくるらしいです(現在進行形)

病院によっても考え方が違ったりして、ややこしかったのですが(水頭症で病院を行ったり来たりしたから)、最終的には向こうが払ってくれるので粛々とすすめましょう。

ちなみに頭に関わるリハビリとかも加害者持ちでした(後遺障害の認定を取る為に通う必要もあったから)。あと勤めてたので、給与補償とかもでてました。

半年くらいで自分支払いに切り替わりますが、これも全部最終的に慰謝料に関わるっぽいです。入院中のおむつとかタクシー代とか。恐ろしいほどの領収書を仕分けしました。※この時までに介護保険とか申請してました。あと精神障害者手帳も。

この後遺障害認定、症状固定するのを待つ為、後遺障害認定の診断を受けるのは半年から1年後になります。待ちの状態になっちゃうので、この期間が案外辛かったかもしれません。働いてたから、介護保険も高くてあまりリハビリ受けれなかったり。症状固定より先に精神障害と介護認定は受けました。

その過程で、父のIQ130くらいと判明。私は「MENSAじゃん」母は「頭打っても頭いいんか!?」とブチぎれてました。まぁ、そのせいか知りませんか抑うつ傾向にはありました。多分、これは今もあまり変わってないのではないでしょうか。アイデンティティであったであろう、昔の男にありがちな大黒柱であることが不可能になったということが原因っぽいが、もう戻ることは一切ないですからね。自分でどうにかしてくれ。

さて、症状固定して、後遺障害認定の書類も提出。数か月で結果がでるということで待ってました。

…でない。

出ないので、弁護士さんに状況についてお伺い。調べて貰ったら、事故前に心臓と頭をやらかしてるので、因果関係含め調べてるので想定以上に掛かってるとのこと。それは、仕方ない。再び、待ち。ただ、この頃から保険会社の後遺障害認定に伴う保険金支払いの締切に怯えだしました。後遺障害認定での保険金支払いは2年以内。それ以降は支払われない。これ、申請だしたら延長できるようになるとかにならないですかね。

少しでも良い等級が出ることを願って、待ち続け、出たと連絡が!

高次脳機能障害での最高等級です。詳細な記録が結果への大きな影響を与えました。ただ、過去の病気の痕が残っているので、その分該当等級をもとに金額がひかれます。

日記がんばって良かったよぉぉぉぉ。一生懸命、読み解いて疑問点も確認してまとめて良かった…。過去の病気分は確定金額から考えれば誤差です。誤差。日記つけること教えられてなかったらこの最高等級も絶対に無理だった。ありがとう弁護士さん。

金額も教えて頂き、一度清算。ここで清算したのは自賠責分の弁護士費用です。良い車が買えるくらいの額をお支払いしましたが、この額は弁護士さんが入っていなければ無理だったので、時間や手間、気持ちの安定へのお支払いなので感謝の気持ちでいっぱいです。

実際、後遺障害での病院を紹介して頂いたり、保険屋さんとのやりとりがなくなることで、家族とだけに向き合えるので、とても心が軽くなります。

もうこんなこと、ないはずだけど、加入していた保険の更新時に弁護士特約をつけました。

…ないよね???





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