シーズ感謝祭を読んだ直後に狂いながら書いた短文
まずは今回の感謝祭編で、『ノー・カラット』で危惧されつつあったにちかがルカの二の舞となる可能性が少し低くなったように思います。
まあ否定までは出来ないけどな。エンディングのせいで。
ヴォイセズ。
冒頭にルカが出てきただけで血反吐吐きました。
にちかはバラエティ方面で売れ、美琴はサイン書き。ただ美琴はこうした裏でのファンサが出来ているので、レッスンマシーンなんて表現は少し誇張しすぎですよね。
足りないものはもちろんあるんですが。
感謝。
シャニPは「無理」をしてほしくない。
アイドルをこの世界に連れてきたのだから、身体やこころを壊すわけにはいかない。この方針は一貫していますが、今のシーズには響かないでしょう。にちかは美琴にしがみつくことしか考えられていない。そして今回のコミュを通して最も残酷なのが、「練習が足りている美琴に時間があり、練習が足りてないにちかに時間がない」こと。ただそれに尽きる。なんなら「美琴に時間があり」の部分だけでもエグいぐらい残酷である。
コンコルディア。
「コンコルディア」は古代ローマの調和の女神のこと。古代ギリシア神話の「ハルモニアー」、つまり「ハーモニー」と対応しているわけですね。
ルカと美琴の調和、そしてにちかと美琴の調和。コンテンポラリー・ダンスを通して、2人の関係性が対比されています。にちかがどんどん追い詰められ、共演者の芸人との関わり合いもあり、ついに覚悟を決める場面でもあります。
一体何に”感謝”しているの?
#####。
ルカとにちかに共通するのは美琴に魅せられていること。そして魅せられていることによって、自分を見失っていること。
ルカは美琴を魅せるために踊りたい。にちかは美琴を魅せるために踊れない。
ここでにちかが起こした行動によって、にちかはルカと同じ道を辿らずに済むことになるかもしれないなと感じました。
今回こうなってしまったことを美琴の問題、と安易に断じたくないのも事実です。美琴から言えばこれはある種「リベンジ」ですから。ただ、にちかのことを思う余裕が美琴にあれば、もう少し違うふうににちかも考えられたかもしれないというのもまた事実。
もちろんシャニPの存在も大きいでしょう。社長が急に出てきて変な声が出ましたが、蔵書のラインナップを見る限りシャニPも必死になって勉強していました。だからこそ得た「踊らない」選択肢です。
2人が大事にすることを、俺も大事にしたい。
「何がアイドル自身にとって一番大事か」。『薄桃色』にもありましたね。
0 0 0。
もうタイトルが出た瞬間に頭抱えて叫んだ。
もちろん『ノー・カラット』のEDとの対比、そしてそこに0がまた一つ増える。
シャニPの自己評価が低いのはまあそうでしょうねって感じですが、天井社長の言う「成果」にひどく重みを感じる。
「SHHis」、「種」から「成る果実」はどこにあるのか、というのは新たな課題でしょう。
そして『そうだよ』を口ずさむ斑鳩ルカ、もうひとりの「0」。
…………八雲なみの呪縛から、にちかはまだ逃げられない。
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