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【019】弁護士によるコミュニティ・ビジネス

こんばんは。300カモです。
昨日は記事を書いていたのに寝落ちしていまい投稿が遅くなりました。

弁護士の先輩で,僕が勝手にアニキと呼んでいる3期上の先生と,
弁護士業のことをいろいろ話あっていました。

その中で至った1つの結論
「法務ってニーズないよね」
衝撃でしたがものすごく納得感があり,
「そりゃなかなか顧問契約とれないよな」との話になりました。

中堅以上の企業であれば法務部があるので,もちろん顧問弁護士の必要性は当然あるのですが,
僕やアニキがお話するのは個人事業主〜中小企業の経営者の方々が中心。
税務はともかく,法務はそもそもニーズ(パイ)が無いのです。
ニーズを顕在化させようとしても,パイを無理やり作るようなもので,
長くは続かなかったり,あるいは押し付けになります。

前置きが長くなりましたが,アニキの出した今後の方針は
「法務以外にも付加価値をつければ弁護士の有用性に気づいていただける」
というものでした。

弁護士による顧問先企業のコミュニティ


法務以外の付加価値・・・
たしかに弁護士向けのコンサルもよくいう話です。
たとえば,診断士資格をとって経営コンサルもできます,とか,
法務以外の専門家とのワンストップサービスとか。
まあ無いよりあった方が良いのでしょうが,
そのオプションにより「顧問契約しよう!」とはならないです。

マーケティング的にいうと,
ファンクショナルバリューが弱くて,価格>価値 の構造を崩せないんですよね。

そこでアニキが発案したのは精鋭弁護士によるコミュニティ・ビジネス。

ファンクショナル・バリュー
・弁護士複数が主宰する点で1:1の顧問契約よりリーガルサービスの質が高い。
・同一弁護士による社内研修より様々なテーマでバリエーション豊かな勉強会や社内研修ができる
・契約書やリスク案件など法務上のトラブルの情報共有ができる

エモーショナル・バリュー
・帰属意識
・たくさんの精鋭弁護士に声を掛けられるという安心感

少し考えるだけでもかなりのバリューを提供できると思います。
別に僕はお金が欲しいわけでは無いですが,
友達感覚にお金を払わずにバンバン相談してくる経営者にもやもやするのも事実。
プロのサービスを無償で受けられると思っているその魂胆が経営者としてどうかと思うからです。
その一方で,顧問契約をするのもなぁ…という企業さんがたくさんいるので,
まさにコミュニティという考え方は目からウロコでした。

コミュニティー運営の初動

僕はサークルなどゆるい集まり以外,ガチのコミュニティ運営などしたことありません。

そこで僕がいつもする目的的読書

① コミュニティ運営のメリットの言語化
② コミュニティ運営開始時の決定すべき事項(初動)の把握

を目的としてこの本を読みました。
(Unlimitedですがとても内容がまとまっていて勉強になりました)

① コミュニティ運営は農耕型ビジネス長期安定が見込める。マインドを地盤に人が集まり,その上にマーケティングの「じょうご」が乗っているような集客方法で,自動的にフィルタリングできる。帰属意識自体に価値がある。カスタマーサクセスを感じてもらいやすい。
② ミッションとビジョンの策定。SMARTゴール,ペルソナの設定,フロントエンド・基本・バックエンド商品の開発,人を集める(情報発信)方法を決める

という答えを得ることができ,
まずは明日実施予定のキックオフミーティングで②を具体化します。

自分がトップではない安心感


僕はこの計画にとてもワクワクしていますが,
その一因に「自分がトップ,言い出しっぺではない」ことがあります。

あまり弁護士の知り合いがいない僕の場合,
何か新しいことをしたくて声を掛けるのは大体ロースクールの同級生。
もちろん彼らと一緒に何かをするのも楽しいのですが,
大体ディレクションするのは言い出しっぺになってしまいます。
自分がやらなければ止まってしまうあの感じ。
それが今回は無く,アニキがトップなのでとても安心感があります。

また,コミュニティのコンセプト的にも,分野や性格で尖った弁護士が集まる必要があり,
僕は同期などより期が少し上の先輩の方が嬉しいです。
僕も必死に貢献しないと置いていかれるぐらいがやる気に火がつくからです。

今後このコミュニティの進捗も投稿していければです。

19日目ステータス

なかま +1

一気に視野がひらけた感じがしました。
今年の年末が楽しみです^ ^

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