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【016】断れない理由を免疫マップで分析した

こんばんは。300カモです。
今日もまた軽々しく法律相談を受けて,受任してしまいました。
それもあまりやりたくない離婚案件。。
お世話になっている方からのご紹介で,目の前に困った顔をしている人がいると受けてしまう。
「断ること」をテーマの1つにしていた2022年,早速つまづいています。
しかしここをチャンスと捉えて,
最近読んだ本から「断れない理由」の免疫マップを作ってみます。

免疫マップとは


免疫マップとは,組織マネジメントについて書かれた,超有名なこの本で紹介されている「変わりたいのに変われない」ジレンマ状態を分析するフレームワークです。

「こうなりたい!」という改善目標(=表の目標)があるにもかかわらず,なぜか変われない。
それは,「実はそうなりたくない(そうなっていない現状のままいたい)」という裏の目標があって,それに沿う行動(阻害行動)をついとってしまう,という考え方です。
そしてさらに,その裏の目標には,それを(悪い意味で)支える強固な固定観念があるというのです。

なぜ「断れない」のか


僕は本当に人からの頼まれごとを断れません。
ずっとずっと課題です。

安請け合いすることも多く,力が分散してしまう。
自分の時間も犠牲にしている。疲弊する。
悪い傾向だとは何年もずっと思っているのに,
結局今日も同じことをしてしまいました。

なぜ断れないのか。
免疫マップに沿って分析してみました。

改善目標

気乗りがしない,生産時間として非効率と感じるお願いや仕事は断る。
「難しい,期待に添えない」ぐらいであっさり断りたい。

阻害行動

それなのに,ついつい「いいですよ,やりますよ」と安請け合いしてしまう。
後から「受けなければよかった」と後悔するのではなく,受ける瞬間から「受けたくないな」と思っているのに。
後悔としては,「もっと自分の時間の価値を考えないと」と強く思います。
きちんとタイムチャージで費用頂いている方もいるのに。。申し訳なく思います(プロとしてダメ)。

裏の目標

なんでこんな行動をとってしまうのか。
自覚はあるのですが,「嫌われる勇気」が僕には無いからです。
仕事柄,脅迫など生命身体,財産への攻撃はへっちゃらなのですが,
心を抉るというか人間性を否定されるような口撃は結構食らいます。
両親が全く縛らないタイプで否定されることに慣れていないからかも。。

嫌われる勇気,つまり自分の行動に対してネガティブな反応をされたり,
「つかえねー」と思われることで精神的ダメージを受けると思っているのだと思います。
それを避けようとすることが裏の目標。
自分の時間や大変さよりも,「使えない人物と思われたくない」と思う気持ちが上回っているのだと思います。

強固な固定観念

ではなぜ「使えない人物と思われたくない」のか。
その裏の目標を支える強固な固定観念は,
「人から嫌われることは辛いことだ」というネガティブな思考があるからです。

ここまでをまとめて免疫マップにするとこんな感じ。

「断れない」免疫マップ

頭では考えてきたことですが,いざ言語化すると違いますね。
特に強固な固定観念は,とてもすっと出てきたので,
自分の固定観念を言語化,顕在化させられてかなりスッキリしました。

読書して得た知識を実践をしている気持ちよさもあります。

どうすれば「断る力」が伸びるのか


免疫マップはあくまで分析用のフレームワークです。
実際どうすれば改善目標を達成できるのか,
強化な固定観念を変容させられるのかは別のフレームワークで検討する必要があります。

全く別のノウハウでも良いのですが,
せっかくだったらこの免疫マップを使った整理をしたい。

そこでこんな記事を見つけました。

もう,めちゃくちゃわかりやすいです。
プロセスワークというフレームワークを活用した改善目標の実現方法です。
※プロセスワークの解説はぜひこの記事を読んでみてください。

僕の解釈では,comfortゾーンから抜け出すには「エッジ」があるということ。
そのエッジを越えるには,
・今のコンフォートゾーンに居続けにくい環境をつくる
・エッジを越えた先の魅力的な状況を具体的に鮮明にイメージする
これらが必要と理解しています。

僕の場合だと・・・
・断らないことで他の仕事がまわらなくなる
・品質低下させる自分がプロ(対価を得て仕事をする者)として許せない
・クレームがきて大変
このあたりが居続けにくい環境。

そして,エッジその先へ,たる状況は,
・自分のしたいことに集中できて第2象限にまわす時間が増加
・プライベートも充実
こんなところでしょうか。とても魅力的です。ワクワクします。

その上で実際の行動。
椅子を2つ用意して,品質低下に対し怒る自分役をしてみる,クレーマーになってみるという1人ロールプレイ。
それと同時に,エッジを越えた先のビジョンを鮮明化するために,既に実現している方の例を見聞きする。

これだけ整理すれば断れる気がしてきました。
また相談があった際には活用してみよう。

「断る」「断る」と連呼してきましたが,頼ってご相談いただけることはとても素敵で感謝すべきこと。
まわりの方の有り難みを感じた1日でもありました。

16日目ステータス

明日はBNI。残り10回もないプレジデントを頑張ります。

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