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子どもたちは大人の先ゆく存在

私は、子どもたちは私たち大人より先を生きる存在なので、未来の価値観をすでに持って生まれて来てるのではないかと常々思っていました。

子どもたちは、私たちが当たり前だと思っていることを、当たり前じゃないと教えてくれる存在。

そんな風に思っていたのですが、それを再確認したのが娘の担任の先生からのお話でした。

先日、小学5年生の娘の保護者会に行ってきたのですが、その時に先生が「新学期に委員会決めをしたお話」をしてくださいました。

委員会とか、係とか、クラブ活動とか、そいういうのって人気なものがかぶるのはよくある話ですよね。

今回もいくつかの委員会がかぶってしまったので、その時に先生は、じゃんけんなどで決めるのではなくて、「選挙制」を提案されたそうです。

選挙制とは、
「〇〇だから、私はこの委員になりたい!」
という熱い想いをみんなの前で話してもらって、それを聞いたみんなが投票して決めるというもの。

その話をしたときに、子どもたちの方から
「私たちは選挙制ではなくて、話し合いで決めたいです!」
と言われたそうなんです。

先生は「話し合いで決まるのかなぁ…」と半信半疑だったものの、子どもたちの希望通りにしてみると…

グループごとに話し合いをすること10分

なんと、何の揉め事も起こらず、あっさりと決まったとのこと。

先生、とてもビックリしておられました。

その話を家ですると、高3の娘が、
「新時代の幕開けだね笑」
って言ったんですが、まさにその通り!

たぶん次世代の子たちって、「私はこう思う」「僕はこう思う」っていうのを主張しても、対立をするのではなく、歩み寄って平和的に結論を出すという価値観を持つ世代なんじゃないんでしょうか?

子どもからしたら、「そんなことで言い合いになるのがおかしいじゃん!」っていう感じなのかもしれないですね。

今回は、子どもたちの希望を聞き入れてくださった先生も素晴らしいなと思いました。

話し合いで平和的な解決策が出せるようになると、素晴らしい世の中になりますもんね。

これからますます多様性が進んでいくと言われていますが、すでに今の子どもたちは多様性が当たり前な価値観を持って生まれているのかもしれないです。

「多様性がありながらも、それぞれが対立するのではなく、お互い尊重しあって調和した世の中」

もしかしたら、子どもたちはそのすべをもう知っているのでは?と思ってしまうようなお話でした。


私も娘の担任の先生のように、自分の価値観はいったん脇に置き、頭を柔らかくして、「新しい世代の子どもたちはどういう素晴らしい価値観を持っているんだろう?」と子どもたちから学ぶ姿勢を忘れずに、自分の娘たちとも接していけたらと思います。






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