【file032】料理が出てこない食堂
昔、おじいちゃんとおばあちゃんと3人で徳島県のとある食堂に入りました。
昼間なのに薄暗くて、まあそれは良いとして料理を注文。
〜5分後〜
僕『おなかすいた〜』
おばあちゃん『そうね』
おじいちゃん『・・・』
〜15分後〜
僕『遅いね〜』
おば『3人分作るから時間かかるんよ』
おじ『・・・』
あまりにも遅いので、トレーに置いてあるセルフのパンを取って食べました(決済は後)。
〜40分後〜
僕『なんで料理来えへんの?疲れた〜』
おば『ちょっと聞いてこようか』
おじ『・・・』
〜厨房にて〜
食堂おば『Zzz・・・』
おば『あら、起きて下さいな』
食堂おば『ん・・あらヤダ、ゴメンあそばせ』
結局、1時間くらい待って大して美味しくもマズくもないご飯を3人で食べて帰りました。
僕『(早よ作れよタコ)・・・』
おば『ご馳走様でした』
おじ『・・・』
おばあちゃんは後で、おばちゃん疲れていたから堪忍してあげよう、みたいに言ってくれました。おばあちゃんは鬼のように厳しい人でしたが、優しい人でした。おじいちゃんは寡黙な方でしたが、お酒を飲むといつもケラケラ笑ってくれる優しい人でした。
思い出したら涙が出てきました。皆さんも家族を大切に。
Happy end
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