\20代の皆さんに読んで欲しい/キャリアについて考えよう!ベルパークのショップのシゴトで身に付くスキル6選〜ショップ プレイヤー編〜
就職活動中の皆さん、転職活動中の皆さん、こんにちは!
ベルパーク採用広報担当です。
皆さんは今、自分の将来を選択する大事な時期の真っ只中にいらっしゃるかと思いますが、自分のキャリアに対して、こんな風に不安に思ったことはありませんか?
「社会人として成長していくためにはどんなスキルを身に付けていけばいいのだろう?」
「変化の激しい今の時代、どんなスキルを身に付けていくのがいいのだろう?」
「20代では、どんなスキルを身に付けていけばいいんだろう?」
近年はデジタル技術の急速な進化や、新型コロナウイルスによるパンデミックに伴い、これまで経験したことがないような変化が次々と起きています。
こうした予測できない出来事が次々と起こる現代をVUCA(ブーカ)時代と呼びますが、このような時代を生き抜くには、いつの時代・どこの職場・どんな仕事にも通用する、普遍的なスキルをいち早く身に付け、自身の市場価値を高めていくことが必要かと思われます。
この『ベルパークのショップのシゴトで身に付くスキル』というシリーズでは、当社ベルパークのショップの仕事・業務において、どのようなスキルが身に付くのかを解説しています。
その前に・・・、スキルアップやキャリアアップについて、私たちはどのように考えていくべきなのか、一つ、”指針”となるような考え方をご紹介したいと思います。
▽ “カッツモデル”を活用して自分のキャリアについて考えよう!
皆さんは『カッツモデル』というフレームワークをご存知ですか?
アメリカの経済学者でありハーバード大学の教授でもあったロバート・リー・カッツが提唱した、職位ごとに必要なスキルの割合を示した理論のことです。
自分のキャリアを考える際に使われたり、人材育成、組織開発などの指針として活用され続けている理論です。
今日はこの理論を使って自身のキャリアを考えてみましょう。
▼カッツモデルを構成する3つの階層
|ロワーマネジメント
ロワーマネジメントには、係長・主任・チーフなど、現場の監督者が該当します。ミドルマネジメントからの指示をもとにメンバーを指導し、現場で業務に携わる立場です。役職のない一般社員であっても、プロジェクトリーダーなどを任された場合は、ロワーマネジメントとして扱われます。
|ミドルマネジメント
ミドルマネジメントには、部長・課長・エリアマネージャー・支店長などの役職が当てはまります。トップマネジメントの決定を理解した上でロワーマネジメントへ伝え、業務の遂行を促す役割が求められます。
|トップマネジメント
トップマネジメントには、最高経営責任者(CEO)・最高執行責任者(COO)・会長・社長・副社長などの経営陣が該当します。経営方針や戦略の決定に関わる立場のため、現場で具体的な指示をする機会が少ないのが特徴です。
▼カッツモデルを構成する3つのスキル
|テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、特定の業務を遂行するための専門的な知識や技術のことです。業務遂行能力とも呼ばれ、PCの操作スキル・簿記や語学などの資格・商品知識やサービスの提案力などが該当します。他2つのスキルに比べて、現場に即したスキルを指すことが多い傾向にあります。
例:
業界知識
商品知識
職種別スキル(例:営業であれば提案力・ヒアリング力など、事務であればPCスキルなど)
メンバーをマネジメントするための人事労務知識
競合動向把握力
市場動向把握力 など
|ヒューマンスキル
ヒューマンスキルは、対人関係能力のことです。上司・部下など職場内での人間関係だけでなく、顧客や消費者など仕事で関わるあらゆる相手との良好な関係を築くための能力を表します。リーダーシップ・コミュニケーション力・プレゼン力・ヒアリング力などの要素で構成されます。
例:
プレゼンテーション力
交渉力
調整力
リーダーシップ
マネジメント力
ファシリテーション力
人材育成力 など
|コンセプチュアルスキル
コンセプチュアルスキルとは、概念化力とも表現され、物事の本質を理解して適切な判断を下すためのスキルです。組織運営で発生する問題や市場の変化など、対応すべきあらゆる事象について客観的に分析し、効果的なアプローチ方法を見つけ出す能力だといえます。コンセプチュアルスキルの高い人材は、以下のような能力を身に付けています。
例:
情報整理力
段取り力
知的好奇心
探究心
応用力
柔軟性
受容性
問題解決力
ロジカルシンキング(論理的思考)
ラテラルシンキング(水平思考)
クリティカルシンキング(批判的思考) など
▽ 押さえておきたい大事なこと
カッツモデルから自身のキャリアを考えるにあたって、押さえておきたい大事なことは、以下の3つだと言えるでしょう。
1.ヒューマンスキルはどの階層でも重要で、その重要性は変わらない
一般、チーフ、主任、係長の階層でも、エリアマネージャー、支店長、課長、部長の階層でも、経営陣の階層でも、どの階層でも同じ割合を占めているのがヒューマンスキルです。
なぜ、どの階層でも同じ割合になるのかというと、ロワーマネジメントの階層であれば、周囲と良い関係を構築、維持し仕事を円滑に遂行していく上で必要になりますし、ミドルマネジメントの階層であれば、ヒューマンスキルを使って仕事を円滑に遂行していくことはもちろん自分の部下はもちろん、経営層や他の部署のマネージャーなど、多様な立場と接点を持ちながら、意思決定や調整を行うとともに人材を育成していく上で必要になるためです。
経営陣の階層においては言わずもがな、社外、社内、問わず様々なステークホルダーの代表的な立場の人たちに対して、高度なプレゼンテーションやネゴシエーションが必要になります。加えて会社の求心力として強烈なリーダーシップが必要となるシーンもあるでしょう。
2.徐々にテクニカルスキルの重要性・必要性は減っていく
もう一つ着目していただきたいのがテクニカルスキルです。ロワーマネジメント、ミドルマネジメント、トップマネジメント層へと階層が上がっていくにつれて、テクニカルスキルの割合(重要性・必要性)は徐々に減っていっていますよね。
なぜ階層が上がっていくにつれて、テクニカルスキルの割合(重要性・必要性)が徐々に減っていくのかと言うと、一般社員や主任、係長の階層では業務の遂行が中心となるため現場の業務に必要な知識や業務が必要なのに対し、エリアマネージャーや支店長、課長、部長のクラスになると、現場の業務遂行を熟知した上で、チームマネジメント、人材育成、競合他社の動向調査や社内外との折衝・交渉など、どのスキルもフルに活かすような業務のクォリティが必要になります。
そして経営層ともなると、自らの手で業務を遂行するのではなく、自社の事業、業界内で発生するトラブルや、市場の変化など、あらゆる事象の「本質を理解して判断すること」が求められるためコンセプチュアルスキルが重要となってくるからです。
よって、新入社員、一般社員、主任、係長など、まず自分の業務の成果を期待されている階層においてはまず、自分の仕事で成果を出しうるテクニカルスキルを身に付けることが最も重要となります。
3.次へのステップアップを意識しながら仕事に取り組む
カッツモデルでは、重要・必要とされるスキルが階層別に表されていますが、これは何も「今あなたはこの階層だから、これだけやっておけばいいよ」ということではありません。
キャリアアップやスキルアップをしたいのであれば、また社会人として成長していきたいのであれば、自分は今、どのポジションで、どんなスキルを身に付けているのかを折に触れて棚卸したり、次のステップに進むにあたってはどんなスキルを身に付ける必要があるのかを考えていく必要があるでしょう。
次に身に付けるべきスキルがわかったら、研修でそのスキルを学ぶのもいいですし、本を読んで学ぶのもいいと思います。しかし重要なのはアウトプット。
『学びを結果に変える アウトプット大全 樺沢紫苑(サンクチュアリ出版)』によれば、成長するためのインプット・アウトプットの黄金比は3:7。インプットの2倍以上の量のアウトプットを心掛けなければ、スキルを会得したとは言わないのですね。
ぜひ研修や本でインプットした内容を、実践の場でアウトプットしていくことも忘れないでください。
▽ベルパークの ショップの仕事でまず身に付くスキル6つ
ここまで読んで頂いて、今後ご自身がどのようにスキルを身に付けていくのが良いのかが、なんとなくわかって頂けたのではないでしょうか。
「一般論はわかった!じゃぁ、ベルパークという会社ではどんなスキルがどんなふうに身に付いていくの?」
こんなお声が聞こえてきそうなので、そろそろ本題に入ります!
ここではベルパークのショップに配属されてまず身に付く代表的なスキルを、6つに絞ってご紹介したいと思います。ベルパーク採用広報担当がこれまで取材を重ねてきた現場社員やマネージャーからの生の声と、現場での経験を集約し、まとめたものになります。
ベルパークのショップでまず身に付くこれら6つのスキルを、先ほどのカッツモデルに当てはめるとこのようになります。
ベルパークに入社すると、ショップ部門では接客や営業の仕事からスタートすることになりますが、上図のようにヒューマンスキル、テクニカルスキル、コンセプチュアルスキルをバランスよく身に付けることができるでしょう。
以下の記事ではベルパークのキャリアショップでの勤務で、どういったスキルが身に付くのかを説明しています。
順番に読んでいただくと、業務のイメージが湧くかと思いますが、どの記事から見てもわかるようになっています。それぞれチェックしてみてください!