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ACL Final 2nd leg UAE遠征(試合日編)

横浜F・マリノスのACL決勝セカンドレグのアルアイン戦、現地に遠征してきました。
結果は望んだものではなかったけれど、得がたい経験はしたと思うので記録を残しておこうと思います。


UAE遠征決定

最初は現地に行こうか迷っている間に航空券がなくなっていったので今回は諦めようかと思っていたのですが、エミレーツ航空のアプリを開いたタイミングで直行便のエコノミー席が1席出てきたので、参戦を決めました。金曜日夜の成田発、日曜夜26時ドバイ発の成田往復便。
そのタイミングで、西鉄旅行さんのオフィシャルバスツアーも申し込んで現地までの足を確保。チケットはなんとかなるでしょと思っていたのですが、バスツアーはチケット付きでした。席の選択肢無いから別で取ろうなーと思ったのですが、ホーム側もチケット15分で完売、アウェイ席は試合日直前に割り当てが減ったことを知らされるなど、アウェイの洗礼をこれでもかと感じさせられました。

アルアインへの移動とセキュリティチェック

マリサポ大集合

オフィシャルツアーはドバイからのバス11台。5台分は往復航空券、宿泊付き、6台分がバスのみでした。1台40人くらいでしたから400人はいましたかね。出発場所のホテルロビーは大混雑でしたが、別フロアに待機場所を用意してもらったりと準備よく迎えていただきました。

ドバイ近くの白っぽい砂漠

ドバイ、アルアインの移動はバスで1時間と少し。
一ヶ月前の大雨で少し緑が多めの砂漠やらラクダやらを眺めながらの移動でした。

スタジアム内ショップ群と駐車場

アルアインのスタジアム近辺は大一番を前に大渋滞。
ツアーバスは当然事前に駐車場を用意していたのですが、先行車が停めようとしたところ警察に止められ入れずスタジアム近辺を周回することに。これもアウェイの洗礼ねとしみじみしていました。結局予定どおりの場所の停められたのは試合開始1時間前くらいだったかな。現地で調整いただきました西鉄旅行のスタッフの皆様ありがとうございました。試合が始まる前にどっと疲れましたよ。

その間に先行組からXで荷物チェック情報の共有があり、モバイルバッテリーなど明示されていた禁止品以外にもリップクリームや目薬、飴などもダメと。最低限の物しか持ち込めないと分かりました。

とはいえ、熱中症予防の塩タブレットは持ち込みたかったのでお財布代わりにしていたポーチに入れて持ち込みました。お財布と申告したら大抵開けられないから。多分現金なくなったとかのもめ事を避けるためでしょう。

現地セキュリティチェック前の掲示
せめて英語にしていただけますと助かります(我々が現地語読めないのがダメなんですが)

そして、女性への配慮ばっちりで、男女別セキュリティチェック。女性は女性スタッフ対応でした。当然対応できるスタッフが少ないため女性だけ長蛇の列。私はお財布、コンパクトデジカメ2台、スマホ2台を持ち込みましたが問題なかったです。以前ポルトガル(リスボン、ベンフィカ)で試合を見たときと同レベルのチェック感だった気がします。

決勝戦2ndレグ

2階席より
白いのはチームカラーでもありますが、民族衣装の皆さんです

現地時間20時のキックオフ。夜は涼しいと聞いていましたが、それは昼間よりマシという意味でした。この時点で座っているだけでも暑かったですし、水を没収されているのでその点でもやや不安。水はコンコースで200ccくらいのパックを無償配布してくれましたが、一回一つずつしかくれず。最後のほうはスタッフの人がスタンドまで配布しに来てくれましたけど。
途中で前列の女性が暑さでやられていましたし、数日前に到着して暑熱馴化したにしても、よくもこの環境で試合が出来るなと選手の皆さんのタフさに感心しました。

開始直前には2万4千人収容の球技専用スタジアムを埋め尽くす白い人影、自分たちの声が聞こえなくなるほどの相手サポの声援。

試合前

マリノスサポは1100人+α
みんな大声でチャント歌って手拍子して、チームの後押しをしようとした。
だけど、あのスタジアムの雰囲気は相手の圧を感じるのに十分だったと思う。
メイン側に近い席に座っていたせいかもしれないけど久しぶりに自分の声が聞こえなくて、凄くイライラしたし何とかしたかった。

ピッチ上でも話し合いながら何とかしようとしていた

試合はアルアインに先制されるも、エウベルさんのゴールで追いつき、さあここから!と思ったところで退場者を出し、それでも耐えようとしたけれど追加点を取られて最後は5−1(二戦合計6−3)で敗戦。
終盤、試合が中断したときにメイン側の観客(特にお子ちゃま)に👎で煽られたりで思わずやり返そうかと思ったけど同レベルのことをしても仕方が無かろうと無視。ただ、相手に舐められないようにするという意味ではどうすれば良かったのかな…

準優勝表彰式

準優勝表彰式でもらったメダルをじっと見つめていたエドゥアルドさん、すぐに外してしまった宮市亮さん。それぞれの思いが痛かったです。

この背中は忘れない

ここまで連れてきてくれてありがとう。グループステージ突破に何度も挑戦してやっとベスト16に進出し、今回初めて決勝進出して準優勝。素晴らしかったと思います。
ただ、このメンバーで優勝するチャンスは今回だけだった。2年がかりでつないできた思いを優勝という形で残したかった。でも選手も、スタッフも、サポーターもできる限りのことをしたと思いますし、この辛い結果でも現地でチームと共にいることが出来て良かったです。

辛い経験でも無駄なことなど何もない。
ここから何を学び取り、進んでいけるかだから。
少しだけ休んで、また進みましょう。

帰路

ハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムのライトアップ
このあたりはアウェイサポの隔離エリア

傷心のままツアーバスでドバイへの帰路へ。
スタジアムでてからもアウェイサポを区切る柵の向こうから煽られ、バスに乗ってからも渋滞の中で箱乗りした相手サポから煽られクラクションを鳴らされまくり。。1時間くらいだったかな。疲れ果てましたよ。
まさにこんな感じ↓

渋滞にイライラしたのか、中央分離帯を乗り越えてUターンする車がいたりと無法地帯感がありましたね。
渋滞を乗り越えてからは順調に走って1時頃、ドバイに戻りました。往路は1時間ちょっとでしたが、帰路は約2時間。

深夜に同胞に煽られまくってイライラしていたでしょうが、セーフティドライブで戻ってきてくれた運転手さん、数々のトラブルに対応してくださった西鉄旅行のスタッフの皆様ありがとうございました。

最後に西鉄旅行のバス8号車で、塩タブレットを配布していただいた女性の方ありがとうございました。疲労と暑さで頭痛がしてきていたのですが、おかげさまで無事戻りました。



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