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たゆたえども沈まず 【ブックカバーチャレンジ DAY1】

「わーーーー!! めっちゃいい!!」

何かと沈みがちな毎日の中で、久しぶりにワクワクする投稿が、FBにあった。

それは、「ブックカバーチャレンジ」というもので、毎日一冊の本を乗せて紹介し、それを誰かにつないでいくという企画。(詳しいルールは後述)

これが、楽しい!

紹介される本なので、どれも素敵だし、あの人がこんな本を? という意外性もあったりする。それに毎日見ることで、本を読みたい欲が高まってきて、久しぶりにワクワクする気持ちになった。「まだまだ、知らない世界が世の中に広がっているーーー!」と思う。

そう思っていたら、自分にもバトンが回ってきた。「何の本にしようかな~♪」とワクワクしながら考えていたのだけれど、ふと思った。

「次につなぐ人がいない!!」

ということに。

私はこういう、お願いとかすごく苦手だ。勝手にタグ付けちゃうとかも苦手。というか、普段人に会わない生活をしているので、気軽に言えるような距離感の人がほぼいない。(←え)

いやー、しかし受け取ったし、回さないとなーと思って、一人にお願いのメッセージをしたけれど、「毎日投稿とか無理やわー」という返信に、あっさり「だよね~。バトン回すのをやめよう」と決意。勝手にルール変更。

1回目に選ぶ本は重要だ。たぶん、ここで出す本によって、「今後の私のチャレンジ」に興味をもってもらえるかが決まる気がする。奇をてらいすぎると「なんか違う」と思われると思うし、王道すぎると「わざわざ見なくても知ってる」と思うだろうし……。

色々考えた結果、今読んでいる本を出すことにした。

たゆたえども沈まず /原田マハ

パリで活躍する美術商・林忠正とその弟子、画家・ゴッホとゴッホを支える弟をめぐる小説だ。

国内外の美術館の勤務経験、フリーのキュレーターとしての経歴もある原田マハさんが描く絵画小説は、圧巻。事実なの? と錯覚するぐらい。描写力も素晴らしいし、美術のことも、もちろん詳しいので、物語に入り込んだかのように読めてしまう。

原田マハさんのアート小説は、ルソーをめぐるミステリーの「楽園のカンヴァス」もめちゃくちゃ面白い! 「暗幕のゲルニカ」は重くて挫折したけれど、いつかリベンジしたい……。

さて、明日はどの本にしようかな~!
みんなの投稿はどんな本かな♪ 
しばらく、ワクワクする日々になりそうです。


【ブックカバーチャレンジの目的とルール】
①読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
②本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
③都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする



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