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言葉のセンスが良すぎる【ブックカバーチャレンジ day2】

ブックカバーチャレンジのバトンを受け取っている人が、今日は大きく増えた。あちこちで見かけるようになった。

「こういう思い出がある本です」「これこれ素晴らしい本です」

そういう投稿が目に付くと、今まであんなに楽しみにしていたなのに、急激に白けてしまう。

……なんとも、あまのじゃくな性格だと思う。

「素敵な思い出がないとあかんのかいな」とか、「素晴らしい本じゃなくてもいいやろ」とか思ってしまう。それに、沢山の人がチャレンジすることで、自分にとっての本の「大切さ」や「特別さ」が失われてしまう気がするのだ。

なので、2日目の今日は、予想外の方向から投稿しようと思って「セトウツミ」を選んだ。

「セトウツミ」は、高校生の瀬戸と内海が河原で喋るだけの漫画だ。それなのに、アニメ化、映画化、ドラマ化もされるヒット作品となっている。

「セトウツミ」を初めて読んだとき、私はライティングゼミの通信講座で文章を書く講座を受けていた。全然かけなくて、打ちのめされているときに、この本を読んだことをよく覚えている。だから、余計にセトウツミが面白くて、「こんな風に書きたい!!」と思った。

言葉のセンスも使い方も、抜群。漫画ならではのコマ割りを生かした間の取り方も、知性の入れ方も、日常の切り取り方もすごい。

「ただしゃべっているだけ」なのに、ここまで抜群にぬきんでて面白いものがかけるということが、強烈に羨ましかった。

さて、明日は何にしよう。


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