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自己紹介のnote④書道家編

随分と間が空いてしまいました。
自己紹介としては最後になるかしら。

私は書道家として、白と黒の完全なる調和を追求しながら、日本の伝統文化に息づく叡智を次代へと受け継ぐ活動もしています。
かなを専門とする日展会友です。
「書は線の音楽なり」という岡倉天心の言葉を胸に自分の線と向き合っています。

私たち書家は日々、「線を練る」ということをしています。
ただの黒い一本の線で時間性だったりリズムだったり感情だったり…なんなら宇宙を表現したいと思いながら線に向き合っています。
例えば本気で日展を狙いに行っていた頃は1,000枚書いて、その中で奇跡の一枚が生まれるかどうか…というSDGsに反するような究極の無駄遣いをして作品を仕上げていました。
そして、そんな取り組みを毎日続けるなかで自分が思うような線をひけるようになるまでに10年かかりました。

最近マインドフルネスに注目が集まっていますが、書は究極のマインドフルネスだと思っています。
無になる時間…忙しい日々にこそ、なくてはならない時間です。

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