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今さら聞けない!インクジェットとレーザープリンターの違いについて詳しく解説

プリンターの購入を検討している場合「インクジェットとレーザーの違いが分からない」「プリンターの選び方を知りたい」とお困りの方もいますよね。

インクジェットとレーザーの大きな違いは印刷方法にあり、それぞれ用途などが異なります。写真プリントやビジネス文書の印刷など、目的に合ったプリンターを選ぶためには、あらかじめ2種類の特徴を理解しておくことが大切です。

今回は、互換インクの専門店であるベルカラーが、インクジェットとレーザープリンターの違いや見分け方、使用する用紙などを詳しく解説します。


インクジェットプリンターとは


インクジェットプリンターは、印刷用紙に液体のインクを吹きかけて印刷するプリンターです。インクを吹きかける「ヘッド」部分が左右に動いて印刷を行います。

色の再現が高く写真プリントに適していることや、プリンター自体がコンパクトであることから、インクジェットは「家庭向き」といわれています。

インクジェットプリンターに使用する液体インクは2種類。ビジネス文書向きの「顔料インク」と、写真プリント向きの「染料インク」があります。

「顔料専用」や「染料専用」というように、インクの種類によってプリンターが分かれているケースもあるため、購入前に確認しておくとよいでしょう。

インクの違いはこちらの記事で紹介していますので、ぜひあわせてお読みください。

インクジェットプリンターのメリット

インクジェットプリンターのメリットは、グラデーションなどの細かな色合いを再現できることです。
 
カラーの種類も、レーザープリンターはブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色なのに対して、インクジェットはグレーやライトシアンなどもあり色の種類が豊富。

そのため、写真のようにさまざまな色を使用する印刷物に向いています。
 
また、印刷時に熱が発生しないことから消費電力も小さく経済的です。

インクジェットプリンターのデメリット

インクジェットプリンターは、プリンタヘッドを左右に動かして印刷を行うため、印刷の速度がレーザープリンターと比較して遅いです。

また、インクを用紙に吹きかけて色を付けることから、印刷物は水に弱くなっています。

インクジェットは目詰まりを起こすこともあり、クリーニングといった手入れの手間もかかるでしょう。

レーザープリンターとは

レーザープリンターは、スタンプのようなイメージで印刷を行います。

トナーという粉の色材をドラム(感光体)という筒状の部品の表面に乗せ、それを紙に押し付けることで色を付ける仕組みです。

トナーとは色材として顔料などを付着させた、透明な樹脂からできている粉であり、1本のトナーカートリッジでおよそ5,000~20,000枚程度印刷できます。

そのためオフィスのように大量の印刷を行う場所では、レーザープリンターが設置されていることがほとんどです。

トナーにはメーカーが指定している純正トナーや、ノーブランドである汎用品トナーなどがあります。

レーザープリンターのメリット

レーザープリンターはドラムを用紙に押し付けて色を付けるため印刷速度が速いです。

とくにビジネス文書などでモノクロ印刷をしたときの速度は、インクジェットと比べて歴然の差があります。

また、レーザープリンターで使用するトナーは大容量で長期間使用でき、メンテナンスの手間がほとんどかかりません。

1枚あたりの印刷コストも割安で、オフィスで大量印刷をする際に印刷コストを抑えられることもメリットです。

さらに印刷物がにじみにくいことから、表やグラフ、プレゼン資料などのビジネス文書の印刷にも向いています。

レーザープリンターのデメリット

レーザープリンターは本体価格がインクジェットよりも高価であることから、初期費用が高いです。

また、スタンプのように印刷をすることから、インクジェットプリンターのような細かな色の表現はできません。

ほかにも、本体サイズが大きく、消費電力も大きい傾向にあります。

インクジェットとレーザープリンターの違い

インクジェットプリンターとレーザープリンターの違いを下記の表にまとめてみました。

本体サイズが小さく、消費電力が少ないといったメリットがあるインクジェットは、家庭用として使用されることが多いです。具体的な使用例として、写真や年賀状の印刷などが挙げられます。

一方で、印刷スピードが早く、印刷コストも安いといったメリットがあるレーザープリンターは、オフィス用として使用されることがほとんど。

レーザープリンターは文字が多いモノクロな文書の印刷が中心です。

インクジェットとレーザーを見分けるには、本体か取扱説明書を確認しましょう。「レーザー専用紙の使用禁止」「インクジェット専用用紙」などの記載があります。

また、インクカートリッジを使用していればインクジェット、トナーカートリッジを使用していればレーザーです。

※トナーとインクカートリッジの写真
例:

インクジェットとレーザープリンターの用紙の違い

インクジェットとレーザープリンターによって、きれいに印刷できる用紙は異なります。

たとえば、写真用紙にもインクジェット用とレーザープリンター用があり、それぞれに適した用紙を使用することで仕上がりがよくなります。

また、誤った用紙を使用すると、最悪の場合プリンターが故障してしまう可能性もあるため、印刷用紙は正しく使い分けるようにしましょう。

インクジェットプリンターに適した用紙

インクジェットプリンターには、光沢紙やコート紙のように表面につや出しなどの加工がある用紙が適しています。
 
表面に加工がある用紙は「加工紙類」と呼ばれており、写真を印刷した際に色合いの再現度が高く、仕上がりが鮮明です。

<インクジェットプリンターに適した用紙>

  • 光沢紙

  • コート紙

  • マット紙

レーザープリンターに適した用紙

レーザープリンターは印刷時に熱が発生するため、「加工紙類」を使用するとツヤなどの加工が取れてしまう可能性があります。
 
そのため、レーザープリンターには、耐熱性のある普通紙や上質紙などの「非加工紙類」が適しています。

また、非加工紙類の用紙は、表面に加工がないため、トナーの付着がよく仕上がりもくっきりとします。
 
<レーザープリンターに適した用紙>

  • 普通紙

  • 上質紙

  • 再生紙

インクジェットとレーザープリンターどっちがいい?

インクジェットとレーザープリンターはそれぞれに長所と短所があるため、一概にどちらがいいとは言い切れません。
 
プリンター選びで失敗しないコツは、両者の特徴を理解した上で用途によって選ぶことです。
 
たとえば、家庭用として購入する場合、あまり頻繁に印刷せずに年末に年賀状を印刷したり、たまに写真を印刷したりするだけであればインクジェットプリンターがおすすめです。
 
反対に写真の印刷は行わずに、職場でモノクロのビジネス文書や大量の資料を印刷する場合などはレーザープリンターがよいでしょう。

購入前にインクジェットとレーザープリンターの違いを理解しておこう

インクジェットとレーザープリンターは特徴や用途が異なるため、購入前にしっかりと両者の違いを理解しておく必要があります。

これからプリンターを購入予定の方は、本記事を参考に用途に合ったプリンター選びをしましょう。

プリンターと合わせてインクの購入をする際は、ぜひわたしたちベルカラーの互換インクも選択肢に入れてみてくださいね。

互換インクについてはベルカラー公式ブログの記事で詳しく解説しています。

ベルカラーは互換インクの専門店です。
高品質で低価格な互換インクを各メーカーで取り揃えていますので、お得に印刷を楽しみたいという方はぜひチェックしてみてください。

ベルカラー公式オンラインサイト

ベルカラーの公式ブログでは互換インクや印刷に関するさまざまな疑問にお答えしています。「互換インクを使用したことがない」という方はあわせてご確認ください。

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