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「沖縄スパイ戦史」

三上智恵監督@chiemikamiの「沖縄スパイ戦史」を観させて頂いた。

これは、本当に観て欲しいと思った。
戦争というものが、人間をどう変えてしまうのか。
世界中で、今も繰り返されている事でもある。

小学生の頃。
ひめゆり部隊について書かれた本を、いくつか読んでいた。

その中で、日本軍の兵士が沖縄の人たちにした「命を命を思わない行動」の一部分を知ってはいた。「泣く赤ちゃんを始末しろと母親に迫る」シーン。泣いたら、敵兵に隠れているところが見つかってしまう。「自分達の命が危ういから、子どもを殺せ」と迫る兵士。一般人を守るためではなく、自分達の命を守るために、一般人の命を奪う「兵士」の姿。

今でも覚えているのは、それだけ、衝撃だったからだろうね。

「沖縄スパイ戦史」の中で、「機密を知っている(だろう)から」と命を狙われる「一般人」のことが語られていた。このままここに住まわせていたら、いずれ敵軍に捕まり、機密を喋る(喋らされる)だろう。だから、その前に殺せ、ということ。それを「そうか」「仕方ない」「当然だ」と受け入れてしまう、受け入れないと自分の命が危うい・・・。どれだけの恐怖だろう。

軍隊は、私達国民を守ることはない。どれどころか、互いの命も奪い合う。
魂も。何もかも。家族の未来も。

本当に観て欲しい。
戦争というものが、人間をどう変えてしまうのか。
世界中で、今も繰り返されている事であり、今、また、南西諸島に起きようとしていること。

兵士は私達の命を守ることはない。小学生の頃に読んだこと、感じた事。あれは、文字だけの話ではなく真実だった。


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