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綴
2020年12月22日 03:57
朝はどうやったって来る。惰性で稼いだお金を空想のような現実逃避に使っては、歳とともに重ねる義務に払い続けて生きなければ社会ではゴミとされる。特に秀でたものを残したこともなかった。でも何かできたのかと問いただして、正直精一杯生きていたじゃないかと言ってあげたい。毎日同じ電車に乗って、少しだけ嫌になっても変われない日々を送っていた。そんな僕が彼女に出逢ったのは、夏の暑さがまだ少しだけ