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『妥協』は良い言葉

唐突ですが『妥協』という言葉についてどう思いますか。なにかマイナス的なイメージを持ったりしていませんか?僕は超マイナスイメージを持ってました。
ついこの間
「絶対妥協した方がいい」と言われ、
「いや、妥協しても楽しくなさそうだし、理想を追い求める」と返したばっかですが、これは典型的なミスだったように思えます。

実は今日部活も、用事もなく比較的余裕があったので読みきれていなかった本を読んでいましたその中にまさに、このことについて書いてありました!そのことについて端的に話していこうと思います。長くなりそうですが最後まで読んでいただけるとありがたいです。

まずそもそも妥協から逃げることはできません!
恋愛に置き換えると、
理想の人とは違ったがなんとなく付き合ってみた
妥協ですね。そして、
理想の人を見つけるために何年も出会いを求める
これも一見頑張ってる努力家に見えるのですが、理想の人のために長い年月をかけている、現実から目を背けている妥協なのです。

どちらも妥協ではあるのですが、前者の方がいい妥協で、後者はだめな方です。

そもそもこの世の中で完璧主義者は損をする傾向があります。完璧を求めると言うことは、頭の中の理想像を現実に再現させたいというものです。しかし、そんなことは不可能です。なぜなら頭の中ではいくらでも想像することができるから。例えるなら、思い描いてる理想の人が「髪が長くて、可愛くて、愛嬌のあって、優しくて、面倒見が良くてetc..」といくらでも付け足すことができますが現実にそんな人はいますか?こんなの、170センチと180センチのち身長を持ち合わせた人を探すくらい不合理なことです。

ここまで話してあれ?と思う人もいるのじゃ無いでしょうか。「前者を選んでも理想の人じゃ無いのなら、途中に理想からさらにかけ離れていき幸せにはなれないのでは無いか」と。

そこもまた妥協の連続です。そもそも理想を追い求めることがまずいんです。相手も1人の人間だということを認めましょう。付き合っていけば相手の悪いところが見えてきたりすることもありますが、一旦付き合い続けましょう。すると深い関係になっていきます。ここである実験を紹介します。それは、好きなポスターを選ぶ実験で、AグループBグループに人を分けて、Aの人は選んだ後に一生変えることはできない、Bの人は一度だけ変えることができる。すると、選んだ後に変えることができないAグループの方がBより満足感が高いという結果になりました!つまり、人は選択をした後にその選択を変えることができないようにすると、満足感、幸福度が上がるということです。これが、どう先ほどの話に繋がるかというと、これはいわゆる結婚式での誓いに通ずるものがあります。色んな人の前で誓うことによって他の選択肢に行きづらくなる。すると勝手に幸福度が上がるのです!

これは恋愛にのみ関係あることではなく、仕事にも使えます。様々なプロジェクトを同時進行で行なっていると、「1つに疲れたらもう片方をやる」のように効率よく見えますが、その方法よりも、1つのことに集中して他の選択肢(プロジェクト)に手を出さないでおくことのほうが満足感が高まるのです。

つまり、まとめると
『理想を抱き、完璧主義者になるのではなく、時には妥協して何かに取りかかってみることも大切」
ということです。
どうですか?こう聞いてみりと『妥協』という言葉は決してマイナスではなく、時には人生に満足感や幸せを持ってきてくれる言葉のように感じませんか?もちろん、理想を追い求める事が悪いことではありません。ただ理想を追い求めて詰まった時には『妥協』を選択してみるのもあまり悪い選択ではない事を共有します。

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