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フリースクールに行ってみよう

 ビリーバーズ広尾のオープンデイには、利用を検討してくださっているご家族だけでなく、ボランティアを検討してくださっている方や地域の方、不登校支援や居場所づくりの活動に関心を持ってくださっている方が、いらしてくださいます。

 今日のオープンデイでは、教科書の会社のお二人とフリースクールのことや教科書のことを子どもの学びについての意見交換をさせていただきました。

 公表された令和4年度の国立、公立、私立の小・中学校の不登校児童生徒数が約29万9千件ですが、学校の保健室登校や行き渋りなどの子どもたちも含めると60万人程度いるのではないかとのお話がありました。ビリーバーズを利用している子どもたちにも学校に行きながら、ビリーバーズも利用している子もいるので、決して大げさな数字ではないと思います。そんな現状を知っていく中で、教科書を作成している会社も教科書だけではなく、普段の授業を受けられない子やフリースクールが必要としている支援を知りたいとお問い合わせいただいたのがきっかけでした。

 今回は、「東京都フリースクール等ネットワーク」が公開している『学び場検索』で見つけてくださったとのこと。他にも自治体のサイトや、子育て関連の民間団体が情報を公開してくださっています。他にも自治体にもよるようですが、教育委員会の不登校支援のページなどでも紹介されていますので、学校以外の居場所や学びの場を探している方がいらしたら検索してみてください。

 学校では、子どもは人間関係から不登校が始まったと教えてくれる子が多いが、スクールカウンセラーへのヒアリングでは学習についていけないことが不登校の始まりになっている場合も多いという声も聞こえてくるそうです。学校に足が向かなくなっている子供たちにとって、学びのサポートはもちろん大事ですが、その前に学校という学びの環境での困りごとにも目を向けていく大人が増えてくれるといいなと思う対話の時間となりました。

「大風呂敷を広げているかもしれないけれど、学校に行けなくて困っている子だけでなく、行っているけど困っている子を助けるも大人の役目だと思っている。」

 今後のオープンデイは、6/18、7/12を予定しています。見学等ご希望の方は、こちらのフォームからご連絡をお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScemiucUop-ug7R9MpakZH5GQQ-k-OXkQJHhNdG4zha7Pr8Ug/viewform


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