ベルリン・フィル 無観客コンサートをライブで観る
思い立ったらベルリン・フィルのコンサートが自宅で鑑賞可能。
良い時代になったもんだ、と改めて思う。
ペトレンコが就任したのと同時期頃に(プロモーションすごかったのもあって)年間サブスクしたので、主要ライブ・コンサートなどはお知らせ通知が来る。デジタル・コンサートホールは、恐らく日本人のサブスクライバー(&テクノロジー)によって屋台骨が支えられていると拝察する。
例えばこちらでSONYやPanasonicのテレビとかDVDプレーヤーとかを購入すると、上記ベルリン・フィルデジタル・コンサートホール(以下DCHと表記)へのリンクがプリセットされていて、そのシームレスな営業活動に驚く。日本人の仕事だろうこれは、という感じゴリゴリである。
本場のクラシックの最高峰を最善の状態で日本でも、と、IIJの鈴木さんが駆けずり回られたことの恩恵に浴している。
ウィーン・フィルはRolexと組んでブランドビジネスはどうにか展開出来ており、そのおかげさまのニューイヤーコンサートであるが、現状のままだと先細るのは自明、つか既に先細ってるんじゃねえの?
DCHのやり方をビジネスモデルとして導入、とは行かないのかな?そもそもDCHも収益で行くと実はまだまだマイナスだったりするのかも知らんしなあ。
閑話休題。
「急遽開催」の文字に釣られて観てしまった。
前プロ3曲め、バーバー「弦楽器のためのアダージオ」、ああそうですかやっぱりこれ演りますよね、と思うと同時に涙がこみ上げて来た。なんだこれは、と、変なおじさん口調(あれは実は「なんだチミは」だったかな(^^;)で自らにツッコミを入れるしかなかった。
911で、311で、そのたびに無念の死を遂げた人たちに思いを馳せた時のBGMかつテーマソングであるこの曲を、また今、コロナの文脈で聴くことになったということか。というのを確認・追認したわけだ。
そして本プロ、マーラー4番の室内楽編成バージョンである。
ライブ観ながらスクショ撮ってしまった(ヘッダ画像参照)。室内楽編成がソーシャル・ディスタンス実現しながらだと、ちょうど普通のステージにバラけ具合が丁度良い、ってか?
フル編成のシンフォニーとか、ブラスバンドとか、ステージ上もみっちみちに人口密度が高くなる楽曲は、たとえ無観客であろうと、しばらくは演奏されなくなってしまわざるを得ない、のかなあ。
ところで本稿を書くために検索かけたところ↓がヒットし、
これによると、「日本時間で5月1日18時から」とある。
それはつまり、「欧州中央時間では5月1日11時からがライブだった」ということになるのではないか?昨日じゃん?
実際、幕間にペトレンコのインタビューが入ったんだが、これも終演後という印象のもので、編集も入ってたし(- -; うすうす気づいてはいたけどもさ。
じゃあ「急遽開催・ライブ」とかいうイマイマ感を煽るなよ。
それはハイプというかミスリーディングじゃないか。そういうの何かヤダ。
あと、マーラー4番はやっぱり、フル編成で金管がしゃんしゃん響くような設えで聴きたいかもだなあ、と思った。ベルリン・フィル精鋭室内楽設定なのに。
ハイティンクのDVDがあったはずなので探そう。
2020/05/02(土)13時のニュースから
感染が判明し入院している人の数: 3.111(前日比+128)
のべ感染者数:49.517
新規感染者数:485
ICU収容患者数:689(前日比-60)
のべ退院者数:12.211(前日比+319)
のべ死亡者数: 7.765(+33が病院、+49がWZC(うち陽性確定は80%):計+82)
そう言えば5月は、エリザベートコンクールのシーズンだったじゃないか!というのを、ついでのように思い出した(^^;
無観客でも本選やるのか?と思ったがニュースアップデートは掲載されてない。
現状、今までのアーカイブをオンラインで視聴可能にしました、というに留まる。
やれませんけど代替案はこれです、とかも発表されていない。
これも月曜以降、「出口」出たところで現時点までの総括があるのかなあ?
実際、国外参加者が来れない状況なんだから、みなまで言うな、ではあるんだけども。
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