アビスパ VS シャフタールドネツクの試合展望
来年からnoteを頑張るための練習。
12/18にアビスパ福岡 VS シャフタールドネツクの試合があります。
その試合を楽しむためには両チームのサッカーを理解しておく必要が。
今回のnoteはそういうやつです
まずはJリーグ第33節のアビスパ福岡 VS 浦和レッズの一戦とチャンピオンズリーググループステージ第6節のシャフタールドネツク VS FCポルトの試合を振り返っていきましょう。
アビスパ福岡
アビスパVSレッズのスタメンはこちら。
(画像見切れてた。すみません)
アビスパ福岡はショルツにPKを決められ先制を許す。しかし31分に福岡は相手ゴールキックを跳ね返すと、山岸が収めて裏へパス。抜け出した紺野が落ち着いて決めて同点に。
45分には紺野がサイドでドリブルからのキープ。湯澤がオーバーラップし、相手の目線が湯澤に向いた隙を突いて紺野がそのままカットインからのシュート。枠からは外れるが、自分達の攻撃の形を見せる。
53分。アビスパは井手口、紺野、山岸、金森と良い距離感でテンポよく繋ぐと金森がエリア内に侵入してからのクロス。フリーで待っていた途中出場の小田が冷静に決めて逆転。さらに61分にはプレスを仕掛けて浦和の柴戸からボールを奪うと紺野がそのままゴールに流し込んで追加点。前線からの連動した守備が機能した。
74分に浦和のフリーキックからアビスパDFがクリアしきれずにいると、そこからシュートを打たれる。DFに当たって軌道の変わったボールはバーに当たり、こぼれ球を押し込まれ一点差に迫られる。
しかしその後のアビスパは三國ケネディエブスを入れて守備のギアがさらに上がる。浦和はサイド攻撃やセットプレーでゴールに迫るがアビスパ守備陣が踏ん張り3-2で勝利した。
アビスパ福岡で気になった選手は2人。
金森健志と三國ケネディエブス。
金森はシャドーの一角でスタメン出場。金森は「アビスパの青い稲妻」や「博多のネイマール」と呼ばれるなどドリブルが特徴の一つだが、この試合ではリンクマンとしての働きが目立った。この試合でというより、今季はそんなシーンが多く、ドリブル突破だけでなく、ボールを受けて散らして自分が動いて…というシチュエーションを作り存在感を示していた。この試合も32分に中央でボールを受け、空いてるスペースに向かって得意のドリブルで前に運ぶが、タイミングを見て左サイドへボールを流した。
今の金森はサイドを切り裂くというより、たくさんボールに触れたり中央で動かしたりすることでより存在感を示せるのだと思う。
三國ケネディエブスは76分から途中出場。1点のリードを守りきりたいという状況で役割をしっかりと果たした。レッズはカンテという理不尽がエリア内でチャンスを伺っていたが、浦和のサイド攻撃の際にはケネディがカンテを徹底的にマークして仕事をさせなかった。浦和がアビスパ守備陣の間にボールを入れ、スペースを作ろうとするが、ケネディは持ち前のスピードと長い足、そして鍛えられた1対1で冷静に対応。
「これは勝てる!」と思わせる守備を見せてくれた。
この試合でアビスパ福岡に見られたスタイルがいくつかあるので紹介。
山岸というターゲットがいるので、そこにロングボールを当てる。そこから攻撃が始まるのがアビスパのパターンの一つ。
また、相手がボール保持している場合は前線から積極的にプレスをかける。3点目はまさにそれが功を奏した。また即時奪回をする中盤も見どころ。
守備ではしっかりとブロックを作って跳ね返す。
課題を挙げるならば、スペースを突かれた時。
WBが攻撃参加してた場合の裏のスペースやディフェンス1人がつり出された時にできるスペースの対応。
即座に対応するのは難しく、ケネディは持ち前のスピードでこなせるが他の選手は必死に食らいついてなんとか難を逃れている状態。
ディフェンスの間に相手が勇気を持って縦パスを入れてきた時の対応をどうしていくか、今後注目していきたい。
シャフタールドネツク
今回振り返るのはチャンピオンズリーグ第6節 FCポルト戦。布陣は4-3-3。(4-1-4-1?)
試合は1分にいきなりFCポルトが決定機を迎えるがシャフタールのキーパー、リズニクが好セーブというシーンから幕開け。
シャフタールはGK+センターバック2人で並んでビルドアップをスタートさせる。そこにサイドバックやボランチが絡んでボールを動かして前進していくというスタイル。しかし、7分にその繋ぎの所で奪われピンチを招く。ここはディフェンス陣が体を張って守る。
9分。ポルトがロングボールをシャフタールディフェンスラインの裏へ。そこを抜け出し中へクロスを入れられると最後はガレーノに押し込まれ失点。
決勝トーナメント進出には勝つしかないシャフタール。11分にサイドチェンジからボールを持ったのは11番のズブコフ。得意のドリブルを仕掛けてファールをもらう。10番 スダコフのFKに14番のFW シカンが合わせるもこれは枠外。
26分、とても良い形を見せる。シャフタールは最終ラインでボールを回すと、13番の右サイドバック ゴチョレイシュヴィリが中盤の位置にポジショニング。そこへ最終ラインから縦パスが入ると一気にスイッチオン。ボールを運んで左サイドへ。さらにそこをオーバーラップして追い抜く22番 マトヴィエンコへ。
彼がクロスを上げ、相手GKが弾いたボールをエリア内右サイドで11番のスブコフが拾い、マイナスのパス。走り込んでいた13番の右SBのゴチョレイシュヴィリがシュート。ここは相手GKの好セーブで得点はならなかったが、「これが俺達の攻撃の形だ!」と言わんばかりの見事な形を見せた。
そして29分のシャフタール。ロングボールを受けた11番のズブコフがドリブルで相手をかわしてエリア内へパスを送ると最後は14番のFWシカンが決めて同点に追いつく。
しかしそこからは再びポルトペース。コンパクトな守備陣形のシャフタールに対してファーサイドにクロスを上げればポルトの選手はフリーで待っており、シュートを打たれる。このシーンはキーパー正面だったが、42分にポルトの選手がえげつないミドルシュートを決めて勝ち越し。さらに61分にはビルドアップのところで奪われ3失点目を喫する。
71分、シャフタールはボールを収めた14番のFW シカンがエリア内へ入って行き、角度のない所からシュート。
相手に当たってオウンゴールとなり一点を返す。
74分にはポルトの選手がFKにヘディングで合わせるもシャフタールのゴールキーパー、リズニクが長い手を伸ばしビックセーブ。勝利への執念を見せる。
しかし、その直後のコーナーキックをポルトのDFペペに押し込まれ4失点目。シャフタールは77分に11番のズブコフが相手のタイミングをずらすドリブルでチャンスを作るも押し込めず。81分にポルトはシャフタールのDFからボールを奪ってそのままゴールへ。スコアは5-2に。
87分にシャフタールは途中出場の左WGの39番 ネベルトンがボールを奪うと中央の6番 ステパネンコにパス。さらに途中出場の右WGの7番 エギナルドにパス。エギナルドが右斜め45度からシュートを突き刺し5-3とした。試合は5-3でシャフタールドネツクが悔しい敗戦となった。
シャフタールドネツクは守備の形が思うように行かず苦しんだが良いシーンもたくさん見られた。
26分のシーンを書いたように、ビルドアップの形が一つ見られたのは良かった。この攻撃スタイルを何回出せるかがチーム勝利の鍵になる。
また個人技の部分で気になる選手も多くいた。
11番のズブコフ、13番のゴチョレイシュヴィリなど。
下で改めて書き記していく。
アビスパ福岡 VS シャフタール
注目ポイント
球際の対決
アビスパと言えば球際。時に激しくチャージに行き、何がなんでもボールを奪い取るシーンがよく見られる。奪い切った際にはスタジアムが歓声に包まれるのもアビスパのスタイルの一つだからからこそ。
対するシャフタールドネツクもFCポルト戦で、激しく行くシーンが多かった。勇気を持ったスライディングでボールを奪いに行く姿勢は決勝トーナメント進出をかけたチャンピオンズリーグだったからなのか、それともチームのスタイルなのか。
正解は12/18の試合で明らかになる。
お互い怪我に気をつけて…。
プレス VS ビルドアップ
アビスパは前線の選手がサボらず守備をするというこはサポーターの間では周知の事実。前線からボールに行きつつ、パスコースの選択肢を消していく。
シャフタールドネツクはゴールキーパーとディフェンダーでボールを繋ぎ、ボランチ・サイドバックが絡んでボールを前進させてビルドアップするのがスタイル。
シャフタールがアビスパのプレスをかいくぐって攻撃を仕掛けることができるのか。
アビスパがプレスをかけて高い位置で奪うことができるのか。
ここはかなり見どころです。
あ、ちなみにシャフタールは普通にロングボール一本でもチャンス作りますので。選手の質が高いからね。
注目選手
ということでシャフタールドネツクの注目選手を数名挙げていきます。多分これ読んでるのはアビスパサポーターの方がほとんどだと思いますので、アビスパの選手はさらりとしておきます。
・ゴチョレイシュビリ 背番号13 (右サイドバック)
神出鬼没。いわゆる偽サイドバックのようなプレーができる。アビスパ相手にどう戦うかは分からないが、彼の攻撃センスにやられないようにしたい。アビスパだって前嶋というサッカーIQの高いサイドバック(ウイングバック)がいるので、そこの攻防が見てみたい。
・ズブコフ 背番号11 (右ウイング)
ドリブルがうまい。多分左利き。
ドリブルで切れ込んでシュートというのもあるだろうが、味方にどんどんパスを出せる選手。キープ力もあり、タイミングをずらすこともできるので彼にボールが渡ると厄介。対峙する選手は冷静に。
ちなみに背番号10の選手名はスダコフ。名前が似ているので注意。
・シカン 背番号14 (フォワード)
点取り屋。体が強く、ボールを収めることができる。
それでいて足元もうまい。まるでどこかの11番のようですね。
とまぁこんな感じかなー。
でもチャリティマッチということで選手交代が活発かもしれません。なのでCL6節で途中出場した2人もついでに書いておきましょう。
後半、「チェックしてた選手みんないなくなったな…」ってならないように。
・エギナルド 背番号7 (右ウイング)
FCポルト戦で途中出場。めちゃくちゃ目立ったわけではないが1得点を上げ、結果を残した。サイドネットへ突き刺すえげつないシュードだった。
・ネベルトン 背番号39 (左ウイング)
FCポルト戦で途中出場。ゴールとアシストはなかったが、チーム3点目にはしっかりと絡んだ。プレーを見るに、おそらくドリブルが得意。良い位置でボールを受けてドリブルを仕掛けるシーンがあった。
ただ持ちすぎるシーンも多々見られ、シンプルにパスは出さず、謎にワンフェイク入れがち。
一度、エリア内へ出せるタイミングで出さずに、縦へ突破を仕掛けたがミスしてラインを割った際にはシカンにブチギレられてた。多分シカンのジェスチャーから予想すると「お前俺のことちゃんと見ろやぁぁぁ!!!」だと思う。さぁ今回の試合でパスは出せるのか。
いかかでしたか?
なんとなーくは分かりましたかね?
僕の言ってることがトンチンカンな可能性もあります。その時は許してください。
でも何も知らないよりかはマシかと。
ある程度選手名だけでも理解しておくと大好きなアビスパの試合をもっと楽しめるかと思います。
あともう一つ、これだけ言いたい。
"金森選手がどれだけやれるのか"
この試合では一部の選手はコンディション不良などを理由に参加しない。
そんな中チームの中心選手の金森は変わらず練習に参加しているので出場すると思います。なんならキャプテンマーク巻きそう。
彼にはリンクマンとしてどれだけやってくれるのか、と言う部分を見たい。もちろんドリブルもしてほしいが、それだけでなく守備→攻撃へと繋がる部分において違いを生み出してほしい。彼のプレーの質は来季、チームがより上に行くための鍵だと思う。
強豪シャフタールドネツクを相手にどれだけやれるか楽しみです!
読んでいただきありがとうございました。
これからもnote頑張りますのでよろしくお願い致します。
よろしければサポートよろしくお願いします。 いただいたサポートはスクールの子ども達のために使わせていただきます!