explorerにおけるエスパーコントロールが作りたい①

本記事は、【マジック:ザ・ギャザリング アリーナ】の投稿時点のexplorerというフォーマットにおけるエスパーコントロールというアーキタイプについて考察するものである。

本題に入る前に、どうしてこの記事を書こうと思ったのか。それを説明させていただきたい。
とは言っても、理由はすごく簡単である。
このexplorerというフォーマットにおいて(スタン以外のフォーマットも同様だが)、エスパーコントロールを組もうとする際の資料が圧倒的に足りないのである。
そのため、プラチナ帯などという有象無象でしかない私が有象無象なりの知見を残してみようと思い立ったのだ。

さて、本題に入ろう。

2022年5月18日のexplorerにおいて、エスパーコントロールというデッキはどういう風に組み始めるのがいいだろうか。
前述したように、参考になる資料は非常に少ない。
しかし、コントロールというアーキタイプであり青白黒の3色であるならば、既存の青白コントロール、及び青黒コントロールは参考にできるように思える。
これらのデッキに採用される強力なカードを軸に、エスパーコントロールを完成させていくことができそうだ。

では、青白、青黒コントロールにおける強力なカードとはなんだろうか。

青白の方から見ていくことにする。
そうすると
まず、【ドミナリアの英雄、テフェリー】が挙げられる。
【放浪皇】もゲームの中心になるパワーがあるだろう。
【告別】は他と比べて少し重いが、置物や墓地まで触れる優秀な全体除去だ。
また、コントロール同士のマッチとなった場合は【ドビンの拒否権】によってカウンターの撃ち合いを拒否した上で相手のフィニッシャーを打ち消すことができる否認の上位互換になる。
【吸収】も、数ある3マナカウンターの中では強い部類に入るような気がする。

続いて、青黒だと
【思考囲い】は黒の代名詞だと私は(勝手に)思っている。
【悪夢の詩神、アショク】はテフェリーと同じ5マナだが+連打でクロックを作り出すことができる
【致命的な一押し】も優秀な除去だ。explorerだと意識しないと紛争を達成しにくい気がして、他の下環境よりは弱い気がする。白で使っていた【ポータブル・ホール】と比較すると追放しないが、割られないというメリットがある。
【冥府の掌握】、【無情な行動】という便利な2マナの除去もある


こうして挙げてみると、
【ドミナリアの英雄、テフェリー】
【放浪皇】
【悪夢の詩神、アショク】
が盤面を固めて勝利へ導いてくれそうで
【致命的な一押し】
【無情な行動】
【冥府の掌握】
あたりで単体の敵を処理し
【告別】
で盤面に並んだ不利をリセットでき
【吸収】
【ドビンの拒否権】
【思考囲い】
で相手の強い行動を拒否する
エスパーコントロールというデッキはそういう動きで勝ちを目指すことになるだろう。
(コントロールなのだから当たり前のことではある)

更に、エスパーコントロールには白黒のカードを採用する事ができる。
候補となりうる白黒のカードを探してみると下記のようなものが思い浮かぶ。

【オルゾフの簒奪者、ケイヤ】
3マナPWで、ややピーキーな性能だが、
-能力の1マナパーマネント追放、
+能力で墓地対策とライフ回復に
奥義のドレインで刺さる時は刺さるような気がする。
【ケイヤの誓い】
生物だけでなく、PWにもプレイヤーにも飛ばせる3点ドレインなので全く使えないって状況はないと思われる。常在型能力の方は、PWで固めていく戦法と合っている。
【消失の詩句】
単色のパーマネントであればなんでも追放できる万能さがウリ。これが撃てるというのが青白黒にするメリットの1つになる(かもしれない)。

これらのカードをもって、エスパーコントロールは戦う事ができそうだ。

とりあえず、デッキとして成立することは再確認できたので次は「何故このデッキなのか」を考えていく必要があるはずだ。

エスパーコントロールというデッキを使う理由、その強み。
もっと言えば、青白コントロール、青黒コントロールと比べて何が優れているのか。

向かうべき方向と課題を認識したところで締めとし、次の備忘録では、差別化とそれができるカードについて考えていこうと思う。

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