やさしい毛髪化学
<毛髪科学>
Ⅰ 髪の構造
成分はケラチンたんぱく質。表皮、皮質、髄質の3層から成っている。
①表皮(キューティクル)
5~6枚が重なり合い、うろこ状をしている。 1枚がエピキュ-ティクル、エキソキューティクル、エンドキューティクルの3層構成
②皮質(コルテックス)
タバコのフィルターのような繊維質とそれをつなぎとめる間充物質から成る。
③髄質(メデュラ)
細い髪にはなく、太くなるにつけて見られる。コシのあるしっかりした髪にはこれがある
Ⅱ 髪がいたむ原因
① 物理的(力による)要因
無理なコーミング、ブラッシング、過度なシャンプーなどでキューティクルが剥がれる
表皮は爪程度の硬さだが、意外ともろく、ピンセットでつまんだだけでも、簡単にはがれダメージにつながる。
②化学的因
パーマやカラーによるダメージ
③熱的要因ドライヤーやアイロンのあてすぎなどで、毛髪内部の水分が気化して髪が膨れあがる。たんぱく質の変質は約110℃から始まる。
④紫外線よる要因
Ⅲ 髪の化学構造
4つの結合からできている。
① 塩(イオン)結合・・・・PHで結合が切れます
② ペプチド結合・・・・・切れるときは髪の毛が切れます
③ シスチン結合・・・・還元剤で切れます
④ 水素結合・・・・・・・・水分で簡単に切れ、セットやブローによる スタイリングはこの結合を利用している。
以上4つがきっちりと結合しているとき、髪はもっとも安定した健康状態にある。
毛髪は弱酸性3.5~4.5がとてもいい状態になります。各都道府県の水道水のPH異なり東京はたしか7.0だったと思います。
おもしろいですね!水道水で濡らした髪の毛はダメージしやすい状態に傾いていますね
また、違う機会にこの後どうすればいいのかをまとめますね(^^)
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