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宮崎マンゴー

どうも、フルーツ大好き米早食です…
私は宮崎マンゴーが大好きなのですが、マンゴーの歴史を知るとマンゴーがもっと美味しく感じるのです…
1984年に沖縄視察に行った楯彰一さんが沖縄で出会ったマンゴーに感銘を受け宮崎に持ち込んだのが始まりとのこと…
苗木を取り寄せ栽培農家を募るも最初は2戸の農家が栽培したに過ぎませんでした…
その後、8戸の農家が栽培をはじめましたが病害に悩まされるなど困難の連続でした…

宮崎のマンゴーといえば「太陽のタマゴ」のブランドで知られる完熟マンゴーですが…
実は…当時、マンゴーが熟すと自然と落下するということが知られていなかったため落ちたマンゴーはどれも美味しいのに…と悔しい思いをしていたのだそう…
そこでマンゴーが落ちるのを防ぐネットを被せることにより自然落下を待って収穫することにより品質が安定したのです。

宮崎マンゴーの旬は6月〜8月ですが、冬にもマンゴーが食べたいなぁ…と思ったら11月に旬を迎えるマンゴーがあるとのこと…
「白銀の太陽」と呼ばれるそのマンゴーは十勝で生産されています。
温室の地中にあらかじめ管を張り巡らし、その中に近くの十勝温泉のお湯を通すことで厳しい冬の凍るような地中を温めることに成功…逆に真夏は冬の間に積もった大雪を利用して室温を下げたのでした。
季節外れのマンゴーなのに味は宮崎マンゴーに勝るとも劣らない冬のマンゴーが生まれたのです。

自然に逆らうことは人類の罪だと思われる方もいるかもしれません…私も四季があるからこそ日本の芸術は生まれたと考えています。
しかし、発酵食品や酢などに代表される独自の日本食はどうにかして食を保存させようという貧しさから文化が生まれたという側面も持っていると思います。
シーシェパードに狙われないか震えてしまいますが日本の捕鯨も海外のように油を取るためだけに鯨を殺すのではなく日本人は鯨を食用に肉はもちろん生活用品としても髭や骨まで全てを使いました。
冬に食べるマンゴーもなんとかして美味しい果物を食べようとした日本人しか生み出せなかったかもしれません。

今年の年末シーズン、パーティーやお歳暮にぜひ十勝の「白銀の太陽」はいかがでしょうか…
季節外れのマンゴーで人とは違う差のつくギフトになるでしょう。

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