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チンチン電車

電車は経済の合理性からするとなくなってしまうかもしれません…
自動車の自動運転が実現すれば新幹線以外はつぶれてしまうかもしれないと自動車の自動運転を開発するチームが言ったとか言わないとか…

タクシーの運転手や鉄道会社に勤める人にとっては「ああ…AIに雇用が奪われる…」と思うかもしれませんが…
私はそうなるにはとんでもない時間がかかると思っています…

自動運転の開発には一つの正義があり移動手段に格差をなくすことができれば人々が幸せになる…そんな思いが開発チームを動かしています
一説によると2030年までには技術的には実用化できるようなのですが、タクシーに関しては法律的に人間が乗っていなくてはならないのでまずは法整備が必要でしょうし、人間は技術が発展すればするほどレガシーに興奮してしまうという性質をもっています…
マニュアル車がなくならないことを見てもわかることですが…
意味のないことにこそ人は価値を見出すのです…

私もSNSが発達した昨今…人に気持ちを伝える手段は多々あれどこの書道という時代遅れの文化が辞められず今に至ります…

自動運転が急速に進めばアレルギーを起こすことは間違いないですが、近代化が進めば進むほど対比としてレガシーは輝く…
早く未来が来てほしいなと思うのです…

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路面を走るチンチン電車ももとは移動手段の格差をなくすためだったのではないでしょうか…
馬車鉄道として生まれ蒸気機関、電動と進化してきたチンチン電車…
私も学生時代に逞しい腕で紐を引いてチンチンと鳴らしながら駅を通り過ぎていく運転手にあこがれたものです…

最近、久しぶりにチンチン電車に乗ってみたのですが近代化されたとはいえゆっくりと流れていく街並みに書の道に燃えていたあの頃の記憶が蘇り…思い出に浸っているとついつい目的地を通り過ぎてしまいました…

これが最後のチンチン電車かもしれないなぁ…と思い家に着き筆を執り…

思い出深きチンチン電車よさようなら…
チンチンがなくなれば…より良い世界がやってくる…
私の思い出も…私の書も…きっとより輝く…

と強がりを言って筆を置きました…


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