それでも振り払えないこの景色
私は今、東京へ向かう電車の車窓から、荒れ狂う冬の日本海を眺めながらこの文章を書いている所です。
地元に帰省してました。今年の抱負...って程のものでは無いけど、何となく思った事書こうかな。
取り留めの無いどうでもいい話だけど、読んでくれる人が万が一居たら、最後まで読んでくれると幸いです。
東北の僻地から上京して今年で早くも4年。学生が終わるという節目の年。今回は年末年始まるっと一週間地元に帰りました。
地元は東京から新幹線と特急を乗り継いても6時間近くかかる、東北の僻地。本当に交通の便が悪い田舎。とにかく風が強い。寒い。あるのは海と寂れた港と田んぼと山と.....あれ、何も無いや...。この何にもない街でどうやって18年間も過ごしてきたんだっけ?
帰ってきても何も変わってない街並み。変わったことといえば駅前に新しい施設作ってたくらい。ほんとに活気がない。
今年は暖冬らしく、冬なのに不気味なくらい雪が無かった。ありがたいことだ。まあ、そういう年に限って2月、3月とかにドカ雪になったりするんですけどね。
都会の人からすれば分からないかもしれないけど、田舎のコミュニティってまじで狭い。知り合いの知り合いは知り合いみたいな。地元の友人と居酒屋で飲んでたら若い酒癖悪い集団に絡まれて、嫌だな〜って思ってたら、どうやら同じ高校出身の人らしい。田舎なんて大体こんな感じ。この田舎に若者がこんなにいっぱい...ってちょっと感動したけどみんな帰省してて正月が終われば東京に戻っていく。なんだか寂しいねえ。私もそのうちの一人だから人のこと言えないけどさ。いつか地元から人居なくなるんじゃないだろうか。東京に向かう電車の中でこれ書いてるけど、ここにいる人達みんな東京に戻るんだもんな。
若者が遊ぶような所ないし、地元に帰っても酒飲む以外の娯楽がない。でも酒はほんとに美味しい。だから帰省中ほぼ毎日飲みいってました。地元の友達と。
夜中と言うか朝方までカラオケ二次会した次の日の昼からカラオケ飲み会に行ったり。我ながら若いなあって思った。お陰で喉は死んだけど。
カラオケから出ると、いつの間にかうっすら雪が積もってた。
4年ぶりくらいに会う人も居たりして凄く新鮮だった。皆それぞれの人生を頑張ってた。東京や関東で仕事頑張ってる友人、大学で就活、卒論、卒制、国試、頑張ってる友人、地元で結婚して立派な母になった友人。
みんな大人になったな。それに比べ私はなんなのだ。ほんとに何も持ってない。来年から生きていけないかもとかピイピイ泣き言ばっか口にしてる場合では無いのだ。自分で決めた道なのだから。文句は言えないっす。
大人になるってなんだろう。
20歳なった時も、なんか思ってたのと違った。20ってもっと大人だと思ってたよ。小さい頃は20なったらめちゃくちゃ大人のイメージあったけど、実際なったらこんなもんかって。中身なんも変わってないじゃんって。この先30、40なっても同じ事言ってそう。怖。理想と現実のギャップが酷すぎて頭抱えちまうぜ。
まったくよ。
ピーターパン症候群かよ。「見た目は大人。頭脳は子供。」ってか。
コナンくんもびっくりだよ!!!!!!
地元の友人たちの話聞いてたら私も頑張って生きていかなきゃって気持ちになりました。本当にありがとう。
田舎街だけどやっぱりここが好き。生まれ育った家、家族、地元の友人、美しい景色、上手い飯と酒。
白鳥の鳴き声と共に目を覚まして今日も鳥海山が綺麗だなあって眺めて、美味しいご飯食べて、家族や地元の友人がまわりに居て、それだけで凄く幸せな気持ちになれる。不思議。なんにもないのにね。
さてさて2020年どうなるんでしょうか。目の前の事で精一杯な今は、全く未来の想像がつかないや。
という訳で今年の目標は''生きる''です。
今年もよろしくお願いします。
また帰ってきます。
せば。
https://www.youtube.com/watch?v=iubApGbf04I&feature=share
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べいそん(おこのみ)
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