《謎の想》チャンバラ
※フィクションです。
美しい南の島。
なぜこんなことに。
娘と向き合っている。
観客の歓声が遠く聞こえる。
アナウンスが流れる。
「さぁ、どちかかが
海に落ちるまで戦ってもらいます!」
海に落ちるって、
ここ…
めちゃくちゃ高いじゃん!
どうすんの?
娘が叩いてくる。
どうして娘とチャンバラする羽目に?
ちょっと、痛!
いや、痛くはない。
でも娘と戦うなんて嫌だ。
だからって
ここから海に落ちるなんて…
いやいや、無理だ。
「ちょっと、凛、落ち着いて!」
だめだ、声が届かない。
バシバシ叩いてくる
ちょ、ちょ、やめ…
ちょっと何すんじゃボケ!
ごめん!思わずやり返してしまった。
こうなったら…
私が飛び降りればいいわけだ。
怖いけど…
きっとできる。
綺麗な海じゃん。
こわくない、こわくない…
飛び降りようとした
その時。
私は強く腕を引かれ転んだ。
逆に娘は海へ…
「凛ーーーーー!!!!」
凛は背泳ぎのように
フンワリと浮いて
ゆっくり降りていく。
??????
大の字でゆったりと
気持ち良さそう??
どうなってるの??
「凛ーーーーーー!!!」
そこにグライダーが現れた。
「助けてーーーー!!!!!!!」
私は思いっきり叫んだ。
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