ビリビリ動画と日本のアニメが中国で燃えている。日本の女性蔑視カルチャーはこのままで大丈夫なんですか
日本のアニメがビリビリ動画で物議をまきおこしたのをきっかけに、ビリビリ動画に批判が殺到。さらに、中国で女性蔑視についての投稿が増えています。
■炎上の経緯
問題の引き金になったのは1月11日にビリビリ動画に掲載された日本のアニメ作品「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」です。
ニートのおじさんが交通事故に遭ったら、魔法の世界の赤ちゃんに転生して、そこから第2の人生を始めるという内容。僕も途中まで観ましたが、深夜のコアなファン向けのアニメって感想を持ちました、正直ちょっと下品な表現もあるかなと。
当初ビリビリ動画では推し作品としてプッシュされ、公開以来瞬く間にビリビリ動画での人気トップに躍り出ました。しかし注目度が高まるにつれ、アニメの内容は物議を呼び、多くの女性視聴者から反感をかうことに。
そして2月4日に事件が起きます。ビリビリ動画の人気キャスターであるLexBurner氏が個人のライブストリームでこのアニメ作品について痛烈批判しました。「あまりにも下品なものが多くて、オタク向けとは知ってますが、まともな人が見るべきではないと、お勧めできるものは何もない」と主張。
YouTubeもかなり見られているようです。
そして「ビリビリ動画の面子のためにこれ以上は批判しない」とも。LexBurner氏はビリビリ動画アニメチャンネルの人気中継主で、900万以上のフォロワーがいます。彼の過激な批判に対して作品のファンがLexBurner氏の批判に反撃、それに対し彼を擁護する声もたくさんあり、とこの論争はSNSであっという間に炎上しました。
↑原作者のところにも行ってますが、あまりにも理性ある発言で文句を言ったファンの思い通りにならなかったかもしれませんね
そしてコアのファンがLexBurnerが過去に行った不適切な発言を探し出し投稿。(そりゃあ、たくさん中継してれば揚げ足とられる内容もあるでしょう、こういうのはもはやフェアじゃないように感じます)
すると2月8日、ビリビリ動画はLexBurnerのアカウントとライブストリームを禁止したと発表。さらにLexBurner氏の違反や契約違反に対する処分を発表します。また、震源地の「無職転生」も5話から「技術的な問題で更新中止」と発表し、1話から4話までも削除されました。
このアニメの表現への批判は中国ではたくさん出ており、LexBurner氏に賛同する人も多くいました。今回のビリビリ動画の行動には、問題を起こした配信者を処分しただけで、本質の問題を解決していないと批判が殺到。さらに、このアニメだけでなく、ビリビリ動画の他のコンテンツも青少年に不適切なソフトポルノや、性差別などを含み有害であるとの指摘が相次ぎました。
これだけではなく、ビリビリ動画の対応と利用環境に不満のあるネット民たちが、ビリビリ動画の広告主、特に女性消費者向けのブランドに問題を直接訴えます。これをうけて、主に女性向けサービスを扱うスポンサー企業が「女性に対するいかなる侮辱的な行為や言動にも断固として反対し抵抗する」とし、ビリビリ動画との協力関係を終了することを発表。 現時点では「934颜究所、元气森林、视客眼镜网、Ukiss悠珂思、苏菲、DoMeCare欣兰、诗佩妮、...」などがビリビリ動画への協力を停止すると発表しています。
■中国ネット民の赤裸々な意見
※ここから先は中国の生の声を紹介。あまり拡散されたくないので少額有料にします、ご理解ある方だけ読んでください。
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