見出し画像

労働者が苦しい理由について

夏

こんにちは!かっちーです୧꒰*´꒳`*꒱૭✧

毎日頑張っているそこのあなた、本当にお疲れ様です。

働いても働いても給料が上がることがない。長時間労働で毎日帰って寝ておしまい。こんなに働いているのに、全然報われない。労働者として日々働く中でこの様に思った経験はありませんか?

この理由はそもそも収益構造即ち、資本主義経済における労働者という立場に問題があります。

本日は「働き方の損益分岐点」という著作から個人的な感想や考えを含めながら、資本主義経済における労働者の働き方について考えます。宜しくお願いいたします。

資本主義経済では労働者は「搾取の対象」である

画像1

結論から言うと、資本主義社会において労働者はくるくる回転するハムスターが乗っているおもちゃに乗っているように、働いても働いても報われない構造になっています。

「金持ち父さん、貧乏父さん」を書いたロバート・キヨサキ氏は「資本主義経済においては、労働者はラットレースに巻き込まれて、豊になることは出来ない。だから、自分の労働力と時間を切り出すのではなく、不労所得を得なければならない。不動産投資や株式投資を行って資産を作ろう!」と言及しています。p.81

マルクスは『資本論』という著書の中で、働き方改革はむしろ害になると述べ、資本主義社会においては「搾取の強化」となると指摘しています。

「資本主義経済の中では労働者は搾取され続ける。豊かになれない。だから、共産主義経済に移行しなければならない。労働者よ、団結せよ!革命を起こせ!」 p.81

一方は投資、一方は革命を主張していますが、「資本主義経済において労働者は自由になれない」と言う点が共通しており、資本主義経済を生きる上で豊かになりたいのであれば、不労所得を作る必要があるのです。

労働者の給料が上がりづらい理由

チワワ

結論から言うと、インセンティブを導入している企業も増えてきてはいますが、それでも労働者の賃金は上がりづらいです。

労働者の給料の決まり方には①必要経費方式②利益分け前方式(成果報酬方式)の2種類があります。

必要経費方式(伝統的な日本企業)「必要経費方式」社員を家族として捉え、その家族が生活できる分のお金を給料として支払う方式→生活に必要なお金しかもらうことが出来ない
利益分け前方式(成果報酬方式)自分の稼ぎ出した利益の一部を給料としてもらう

そもそも労働者の給料の設定基準が生活できるギリギリの給料を必要コストとして従業員に配分するモデルとなっているため、労働者の給料は上がりづらいのです。

加えて「資本論」では、「有益性・有用性」がテーマとなっています。使用価値とはそれを使う意義が消費者にあるかどうか。価値とはそれを作るのにどれくらいの手間がかかるかどうか

労働者の賃金体系はその他の企業の賃金体系をベースに決まることも多いため、個人の努力ではなく「社会一般の平均」で決まります。

年功序列の企業は年齢が上がるにつれて家族を養ったり、車や家を購入したりと必要経費が増えることが予測されるため、否応なしに年配者の給料が高い仕組みになっています。

頑張っているから、とか努力しているからとかそういう世界線で全く労働者の賃金体系は変わらない事実があります。

労働者は「労働力」という価値を市場に売ることによって賃金を得ており、資格やスキルアップをすることによって「需要と供給の問題」により、市場価値が上がります。

生まれた国によって労働力の価値は異なり、同じスキルを持った人材でも東日本の労働者の方が東南アジアの労働者よりも高い賃金を得ることが出来ます。

資本主義経済を生きる過酷さ

本棚

資本主義経済のレースに生まれた瞬間から乗っている私たちは、常に走り続けなければ生きていけない状況に生まれています。

資本主義経済において競争は必須であり、激しい競争によって多くの人々が力をつけ、結局もっと頑張らなければ人より抜きんでることが出来ないというジレンマに立たされるのです。

人間は現状に直ぐになれてしまう生き物です。特に与えられた幸福には。

ですから、年収が上がって生活レベルが上がっていけば、そこから抜け出すことが苦痛になり、生活レベルを下げられなくなり、自分の人生の大半を労働で潰してしまう結果となるのです。

この本の続きを読みたい方は是非下記から購入して読んでみて下さい!


ありがとうございます。毎日をHAPPYに過ごすことが出来る人が増えるように有益な情報を更新していきます。引き続き宜しくお願いいたします。ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ♡‧₊˚