LPIC101 圧縮ファイルを展開するコマンドの種類

xzコマンド

拡張子が「.xz」のファイルはxz形式で圧縮されたファイル
xz形式のファイルの展開
xzコマンドの-dオプション、またはunxzコマンドで展開できる
bzip2よりも圧縮率が高い
書式と主なオプション
xz [ オプション ] 処理対象ファイル名

スクリーンショット 2020-02-22 12.26.20

xzcat
xzcat [ファイル名.xz]
xz形式で圧縮されたファイルを展開して標準出力へ送信

bzip2コマンド

拡張子が「bz2」のファイルはbzip2形式で圧縮されている
bzip2コマンドの-dオプションかbunzipコマンドで展開できる
gzipよりも圧縮率は高い
書式と主なオプション
bzip2 [オプション] [ファイル名]
bunzip2 [ファイル名]→bzipの-dオプションと同様

スクリーンショット 2020-02-22 12.29.16

bzcatコマンド
bzcat [ファイル名.bz]
bzip2形式で圧縮されたファイルを展開して標準出力へ送信

gzipコマンド

拡張子が「gz」のファイルはgzip形式で圧縮されている
gzipコマンドの-dオプションかbunzipコマンドで展開できる
また、bzip2よりも圧縮率は低い
書式と主なオプション
gzip2[オプション] [ファイル名]
gunzip2  [ファイル名]→gzipの-dオプションと同様

スクリーンショット 2020-02-24 16.44.36

zcatコマンド
zcat [ファイル名.bz]
gzip形式で圧縮されたファイルを展開して標準出力へ送信

tarコマンド

複数のファイルをまとめて1つのアーカイブにする
またはアーカイブの展開をしたいときの使うコマンド

書式と主なオプション
tar [オプション] [ファイルまたはディレクトリ名]

スクリーンショット 2020-02-23 17.19.59

tarコマンドのオプションの「-」は省略できる
オプションは順不同でも動作する

cpioコマンド

cpioコマンドもtarコマンドと同様複数のファイルを1つのアーカイブにしたりアーカイブを展開するときに使うコマンドでバックアップによく使われる

書式と主なオプション
cpio [オプション]

スクリーンショット 2020-02-23 17.28.47

cpioコマンドはアーカイブを作成するときに標準入力からファイル名のリストを受け取って標準出力でアーカイブを作成するため、入力ファイルや出力ファイルをコマンドの引数として指定できない
findコマンドで検索した結果を組み合わせれば、複雑な条件でのバックアップも可能になる
パイプ(|)とリダイレクト(<と>)を使用してファイルを指定する

# 全てのファイルを一つにまとめ、ユーザのホームディレクトリにbackup.cpioというアーカイブを作成
find . | cpio -o > ~/backup.cpio

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?