昨年からはじめた視聴した映画の記録です。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
アマゾンプライムは月600円。月6本観たら元を取った気分になれます。
後述しますが1か月だけHuluを観ようと1050円払いました。アレもコレも面白そうなのがあって1日4,5時間は観ている気がします。仕事……? 多分してません。年度末なのに。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。
隣人x
2023年の日本映画。アマゾンプライムで視聴。
上野樹里と林遣都はどちらも好きなので、いつか観ようと思っていたやつです。
タイトルからするとSFミステリーだとばかり思っていたけど、どちらかというとヒューマンドラマ。人権問題。西島秀俊版仮面ライダーの年齢対象を上げた感じというか。
他の登場人物の絡みも良くて、面白く観れた。時々宇宙人的な雰囲気を醸し出したけど、もういっそ無くても良かったんじゃないかと思う。ホクロ云々の考察も見ましたが、証明できません、で良い気がする。原作は、第14回小説現代長編新人賞のパリュスあや子氏の本らしいです。ってことは宇宙人的要素はこちらの本を見た方がしっくりくるかも。
金の国 水の国
2023年公開の日本映画。アマゾンプライムで視聴。
ヒロインの顔が可愛らしすぎたので対象年齢がかなり低めかと思いきや、そうでもないです。かなり作り込まれたしっかりした設定で面白く観ました。モブキャラがしっかり立ってる。登場人物も多くてたった2時間の映画でこれだけだすと混乱しそうなのですが、しっかり描き分けられていてすんなり入ってくる。童話のような雰囲気と王道のハッピーエンドで、とても良いです。対象年齢はかなり広め。
制作は『サマーウォーズ』のマッドハウスですか。なんかわかる。
来る
2018年の日本映画。あれ? 日本映画が続いてるな。アマゾンプライムで視聴。
ホラーですが人間のイヤな部分とかも描かれたホラーだけではない話。かなーりのスプラッタなのでそういう刺激が欲しい方にはオススメ。
人間の悪を描く話としては先が全然読めず、オバケ系としても展開が読めない。最後のお祓いのシーンはなかなか壮大でした。怖いけど面白い、おすすめできる作品。でも怖いのが苦手な人は夢に見るやつです。
埋もれる殺意~18年後の慟哭~
2018年のイギリスのTVドラマ。1時間×6話。アマゾンプライムで視聴。
なんと。この記事を書くため調べて初めて知った事実。シリーズものやん、これ! しかも私が見たのは4作中3つ目。……単品でも楽しめました。シリーズとは気づかないくらい。
主人公が決して若くも綺麗でもない普通のおばさまキャリアウーマンで、感情的で人間的。そういう配役がまず珍しいなと思ってしまう。登場人物は多く、関係性も最初はわかりにくかった。ウソとミスリードもあり複雑。6時間ものならではというか、こういう複雑な話を作れるのがすごい。キャラクターそれぞれの家族模様もあり、基本的にはみんなハッピーになっていたので、犯人はサイコながらまあ良いエンディングを迎えました。
そうかシリーズものか……他の3つも観てみたいかも。
聖闘士星矢
2023年の日本・アメリカの合作映画。アマゾンプライムで視聴。
元々はマンガで、確かアニメがあったはず。私はどちらも見ていないけど、当時兄が見ていたような気がします。私のうろ覚えの記憶では、色んな髪色のにーちゃんたちが、大きな行李(か何か四角い箱?)をかついで山へ登っていくような話だった気がする。まあ、元の話が長いだろうから良いところだけピックアップしているのでしょうけど、雰囲気だけ良くてイマイチわからなかった印象。なぜか戦い、なぜかハッピーエンド。で、女神はどうなったの? 融合? 消えた? それで良いのか? フェニックスは敵だったの? 原作を知っていればわかるのでしょうか。映画だけではよくわかりません。
ヴァチカンのエクソシスト
2023年の映画。アメリカ・イギリス・スペインの合作だって。アマゾンプライムで視聴。
『来る』に近いものを見てしまった。ザ、エクソシストという王道のやつです。強い悪魔に信仰心で打ち勝つ。アクションも派手だし、悪魔の攻め方、名前を暴くことがまず大切なとことか、戦い方もおそらく実際に近い仕方で、司祭、というかエクソシストのおしごとを知るのに良いお話。それにしても見終わってから目が痛い。悪魔にとりつかれたかもしれない。ブルーベリーで撃退できるかしら。
大河への道
2022年の日本映画。アマゾンプライムで視聴。
伊能忠敬の大河、ってドラマになるのか?と思ったけどなかなかドラマティックで感動できる、俳優陣が強力すぎますな。みんな役に沿える方々なのですごく良い。違和感があったのは北川景子さんが綺麗すぎるくらいでしょうか。現代と江戸の演出は新鮮で良いなぁと思ってましたが原案が立川志の輔さんだとか。新作落語「大河への道 伊能忠敬物語」を映画化されたとのことでとても納得。落語っぽい雰囲気あります。良い映画でした。
十角館の殺人
2024年のドラマ。1時間×5話。Hulu限定配信。
これが観たいがために、とうとうHuluの登録をしてしまった。でもお金払ってでも見てよかったと思う。
映像化不可能と言われていた作品です。トリックがアレなので文章ではいけるけど映像は無理とされていました。けど、うまくやりましたよ。おそらく元ネタを知らなければ騙せるんじゃないかと。
ちょっと前に見た、『ある閉ざされた雪の山荘で』では、舞台が現代へ持って行かれたけど、今回は時代はそのまま。どうやら綾辻さんがそう望んだらしいです。話はかなり忠実に再現され、館の雰囲気も素晴らしい。これは原作者も満足な再現ではないでしょうか。
監督は刑事もの、探偵ものをやりまくってる内片輝氏。納得。
魍魎の匣
2007年の日本映画。せっかくだからHuluを観まくるぞ。
京極堂シリーズの2つ目の話。『姑獲鳥の夏』は読めたけど、魍魎はさらに分厚いサイコロ本になりまして、読むことを諦めました。2007年と17年前の映画ですが出てる役者が良いですね。
作品の、境界が薄ぼんやりとしていて、眩暈のするような雰囲気が表れてる。おそらく元ネタからすればかなりカットされていて、原作ファンには物足りない部分もあろうかと思いますが、役者の雰囲気がとても良くてハマり役だよなぁと思う。原作に準じて会話が難しい。けど文字で見るともっと耐えられないので、私には映画くらいがちょうど良いです。本で読むと中盤の京極堂の話で脱落するんだよなぁ。
ザ・ミステリーデイ
2時間ものに対して登場人物が多い気がする。公式HPで数えてみたら23名。多いな。色々絡んで転びそうだけど、意外とすんなりいけるあたりやはり脚本の力だよなぁと実感。これくらい多くの人物が出ると犯人探しはレベルが上がって、ミステリー本来の楽しみ方ができる。落としどころもよろしくて、万人受けしそうな展開が好印象でした。