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言霊

日本は言霊社会である。

こう聞くと、皆さんは納得されるだろうか。

皆さんにとって当たり前過ぎて何とも思ってないのかもしれません。

しかし、この言霊によって私たちは様々な場面でこれに囚われています。

例えば、結婚式での『忌み言葉』をご存じでしょうか。

別れを連想させる忌み言葉

離婚
別れる
切る、切れる
カットする
離れる
裂ける
放す
断つ
絶える
去る
終わる
消える
忘れる
戻る
帰る
返す
短い
冷める
疎遠
縮まる
流れる
消える
忙しい(漢字表記で「亡」が入っているため) 

などがあります。

そして不幸・不吉を連想させる忌み言葉

終わる
滅びる
破る
壊れる
負ける
敗れる
なくなる
死ぬ
捨てる
衰える
病気、病む
悪い
倒れる
崩れる
欠ける
悲しむ
枯れる
苦しむ
痛い
散る
ほどける
浅い
薄い
嫌う
怖い
四(死)
九(苦)

など

そして同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」

これはちょっとどうなんだろうなと思いますが、この同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」は、結婚を繰り返すことから再婚を連想させるため結婚式ではタブーになっています。

ますます
またまた
しばしば
たびたび
重ね重ね
重々
返す返す
たまたま
いろいろ
次々
徐々に
だんだん
日々
ときどき
みるみる
わざわざ
いよいよ
どんどん
くれぐれも 

など

これらの言葉は正直、かわいいものだと思います。

しかし、これ以外の場面で忌み言葉が日本では存在するのです。

それも私たちの生活にとって最大とも言えることに対してです。

それがリスク管理です。

日本では日本社会が言霊社会であるという認識が無いまま、リスク管理を行っている場合があります。

有名なところでは福島原発のリスク管理についてです。

この原発がメルトダウンしたらどうすればいいかマニュアルが無かったという話を聞いた事があります。(エビデンスが怪しいかもしれません)

何故、メルトダウンした時のマニュアルが無かったか。

それはメルトダウンしたらなんて考えて、実際に起こった時にはそれを考えた人の責任になるからです。

大企業で責任を取るなんてタブーですから(笑)

誰も進んでそんな事をやる人はいません。

もちろん、ちゃんとリスク管理のできている会社もありますから、何かが起こった時には大丈夫の場合もあります。

皆さんの会社はどうでしょうか。

リスク管理はちゃんとできているでしょうか。

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