18. 牽引生活

息子が、24時間牽引された状態で生活する上で、お医者さんに言われて気をつけたことや、自分たちで見出したルールを紹介します。

<靴下を履かせる>これは、牽引された状態を作るため。裸足だと滑りにくいため、自分の足でブレーキをかけることができてしまいます。ござを敷いて、靴下を履かせることで、滑りやすくするようにとお医者さんから指示されていました。

<首の運動をする>牽引した状態だと頭の重みが首にかかりません。その状態のままたくさん首を動かすことが大事だと言われました。左右を向く運動を10往復、最低3回/日は行なっていました。


<食事を楽しむ>食事の間も牽引を外すことは許されませんでした。ですから、必ず誰かしらが一口ずつ食事を口まで運んであげる必要がありました。ここで一番意識したのは、「食事は舌だけで楽しむものではない」ということ。配膳された料理の全体像を写真撮影し、「今日のご飯はこんな感じだよー。」と見せて、まずは目で楽しませることを徹底しました。すると息子は「お、今日はおにぎりから食べたい!」「○○は楽しみに取っておく!」などと言って、食事自体を楽しんでくれました。全体像もわからずに、ただ一口ずつ口に運ばれてくるのでは、何とも味気ない気がしたので、とっさに決めた我が家のルールでした。

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