19.病室を夢の国にする
家に帰れないばかりか、24時間牽引され続けなければならないなんて、大人でも辛い状況です。ですから、せめて、病室には好きなものをたくさん置いて、少しでも楽しい気持ちになってもらおうと思いました。
個室にしたおかげで、ほかの患者さんに迷惑をかけることなく、かなり自由に部屋の中を飾ったり置いたりすることができました。
まずは息子が大好きなLEGOを大量に自宅から運びました。それから、病院の売店にあったLaQも少しずつ買い足していきました。
ちょうどベイブレードに興味を持ち始めたころでしたので、ベイを自宅から持ってくるだけでなく、ご褒美(ウンチを出せたら〜詳細別途)として追加購入もしました。
他にも、普段は見せていなかったテレビも好きなだけ見て良いということにしたり、ポケットWi-Fiを契約して病室でYouTubeが観れるような環境を整えたりもしました。
病室の窓際やテーブルには、息子が作ったLEGOなどの作品や、絵本をズラリと並べ、好きなものが目に入りやすいようにしました。
また、私たち夫婦の仲の良い友人が、息子のためにLEGOを贈ってくれましたし、病院の近くに住む友人は、子供用の本やDVDをいくつも貸してくれました。
その甲斐あってか、看護師さんからは、息子はとても満たされていて穏やかだというお言葉を頂戴し、心の中でガッツポーズをしていました。
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