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写真のこと vol.5 -写真の言語化について

こんにちは、Yuto Ikedaです。写真を撮っています。

 皆さんは写真を言語化をした事はありますか?

 写真とは何をどのように写したかという事を説明できる物であると考えております。何気ない日常の中でシャッターを切る瞬間にも撮りたいと思った被写体が存在していますよね。被写体の引き出したい表情を写すために使用する機材や、ファインダーを覗いた時に被写体をどこに配置するのかの構図を考えると思います。さらには背景の処理やF値やシャッタースピードについて考える時もあるのではないでしょうか。このようにシャッターを切るまでには以上のような要因があって写真となって見れるようになります。そして以上のことは言語化する事が可能です。

言語化できる写真の要素
・被写体(撮影する対象)
・表現方法(どのように撮影したか)

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 写真は言葉を必要としない表現方法ですが、だからこそ言語化は必要であると考えます。「表現」とは心に思うこと感じることを表し出すこと、です。写真を撮る人が何を思ったのか、感じたことは何なのかを言語化した上で更にそれを写真で表現しなければいけないからです。

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 上の写真、注文した焼き鳥が目の前で焼かれているのを「美味しそう〜」と思って写真を撮りました。被写体は焼き鳥立ち上る湯気、そしてそれを作る職人の存在です。湯気が豪快に上がっている事で焼き鳥がより美味しそうに見えたので、焼き鳥を下側に持っていって湯気の主張が大きくなるように構図を決めています。職人の手が入ることで今まさに目の前で作っているということが分かる写真になっています。

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 写真の言語化について書きましたが、「この写真はこういう風に撮りました!」という事は積極的に発信する必要はないと思っています。その思いを写真で伝えられるように工夫していきたいですね。言語化を意識してたくさんの方の写真を想像して見るのもまた面白い発見があると思います。

 では今回は以上です。ありがとうございました。

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