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デブがジムを続けられそうな光明が差す。

さて、ジム1回目の「何をどうしたらいいのかわからない状態」は先輩ジムラー(造語)になんとかしてもらい、動かないデブのジム通いが華々しく始まったわけである。
とにかく運動、有酸素運動をしとけば痩せるんでしょ?と言う程度の知識からのスタート。

実はジムに通ったらやりたい事の一つに「エアロバイク」があったんです。
普通に走ったりするのが王道なんでしょうけど、なんせ110キロの肉塊が服を着てるんですから急に走るのは危険です。
日中はサラリーマン。
たかがダイエットで身体を故障しても会社はいい顔をしないでしょう。

その点エアロバイクなら膝や足腰へのダメージは皆無。しかも最近のジムのマシンにはモニターがついていて、TVを見ながら漕ぐこともでき、なんなら無料Wi-Fiをつなげて自分のスマホ等で映画でも見ながら優雅にエアロバイクを漕ぐことが出来るわけなんであります。

実際にダイエットのために自転車(まぁまぁいいヤツ)を買ったこともありましたが「どこかに出かけたら帰ってこなきゃいけない」というのが苦痛で苦痛で…。
当たり前ですが道路で自転車に乗っている時には細心の注意を払い運転することが必須なわけで、映画は無理…音楽ですら片耳を開放している必要もあります。

そこへ行くとジムでは、なんせエアロバイクは進まない。何処にもたどり着けないかわりに何処からも危険がやって来ない、というメリットがあるのです。
そうなんです、「金を払って何処にもたどり着かない自転車を漕ぐなんて中世の奴隷かよ」とジムを拒絶していた私のロジックは、そもそもがジムの優位性を説いていたのです(ドンドン!←興奮気味に机を叩く音)

1時間道路状況を気にしながら走っていた時間は体感3時間でしたが、好きな映画やドラマを見ながら走る1時間は体感30分…いや20分程度に感じられました。
これだけでもジムに通うメリットと感じるようになりました。

元々映画好きな私は某通販サイトのオマケの動画サービスと、丸が3つで表現できるエンタメ界のドンが提供してる動画サブスクサービスと契約していて、見る動画は湯水の如くあります。
仮に提供されている映画やドラマを全部を見ながらエアロバイクを漕いでいたらカロリーを消費しすぎて身体が消滅してしまう量だと思います。

自分の意志の弱さは重々承知。だからこそ太っていたわけなので正直ジムが続くか、金だけ払う幽霊会員に成り下がるのではないかと自分を信じられずに不安だったのですが「サブスクサービスの動画を見ていいのはジムのときだけ」という簡単な縛りを自分に設けることで「映画の続きが気になるからジムに行きたい!」と脳が映画を見たい欲求でジムに行く煩わしさをちょろまかしてくれるようになったのです。

週に2日、仕事終わりにジムへ行き、1時間エアロバイクを漕ぐ。
これを基本として1週間…2週間…と過ごして「ジムに行く事に抵抗感を感じない」状態になった3週間目、私は決意するのです。

「体重計を買おう」と。

続く。

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