七草にちかW.I.N.G True end 天井社長視点
読む前に
これは未確認動物うまぴさんの以下の配信のみを見た後に思いついた創作ストーリーです。
遊びで書いたものなので、実際のシャニマスの設定とは異なると思いますし、そもそもかなり拙いです。ご容赦ください。
七草にちかW.I.N.G True end 天井社長視点
天井社長はプロデューサー時代、八雲なみのプロデュースで豪腕を振るい、自分の考えるアイドル像を無理矢理なみに履かせたことで、彼女を失踪に追い込んでしまった。なみとはそれ以来会えていない。彼女が残していった言葉ーー「そうなの?」
それは、天井にとって戒めとなるか、あるいは過去からの呪縛となるか……
天井がアイドル事務所の社長を続けているその思いとはなんなのか。なみが残した白レーベルはただ静かに天井を見守っている。
ある日、なかなか芽の出ない新人アイドルの報告がうまPから挙がる。時々事務所でも練習をしているので、天井は何かアドバイスできればと、ある日こっそり覗いてみることにした。するとそこには八雲なみのステップを踏んでいるにちかの姿があった。
なぜ彼女がなみを知っている?驚きと混乱に支配された天井は、何も言わずそっとドアを閉じる。
翌日、うまPに改めて話を聞く。
彼女が八雲なみのファンであったこと。
なみに無理やり履かせてしまった後悔の象徴である靴ーーにちかはその靴を履きたいと熱望していること。
反面、その強いこだわりが彼女の足枷になってしまっているかもしれないこと。
自分が作ったなみの靴はまた誰かを傷つけてしまっているのではないかーー
一度ぐっと歯を噛み締めた後、天井は口を開く。
「にちかを、信じなさい」
2度と望まぬ靴は履かせない。しかし、アイドル自身が望むなら、どんな靴であっても履かせよう。それが天井が白レーベルに誓ったことだったのかもしれない。
そして、W.I.N.G決勝当日の夕方、うまPからにちか優勝の一報が入る。天井はこれまで抑えていた感情が涙とともに溢れ出す。
今まで天井自身が否定してきた自分が作り上げたもの、それを、にちかは、そのままの姿を認めてくれただけでなく、世間にも認めさせてみせた。過去の束縛は剥がれ、なみに誓ったことが初めて肯定された瞬間だった。平凡な少女は誰よりも天井の心を救ってくれた存在なのかもしれない。。。
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