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【裏話】「にろふぇん」と言う変なタイトル

タイトル「にろふぇん」と聞いて、内容が予想できる人はいないと思います。

怖い話や都市伝説が好きな人ならほぼ知っているであろう有名な都市伝説に、「リンフォン」と言うお話があります。
とあるテレビ番組の一コーナーでで実写ドラマ化もされたので、認知度は多少上がったのではないでしょうか。

どんな内容かは検索すれば山のように出てきますので割愛しますが、「にろふぇん」の綴りは「NIROFEN」。
「リンフォン」のオチと同様の事をすると――。
気付いて欲しくて描いたのが、「第13× パズル」です。

下の画像はアナグラム生成サイトで候補を探した跡。
結局、一番最初に目についた「NIROFEN」が採用されました。
ところでこれってどう言う事だ?と言うのはまぁ、ご想像にお任せします。

余談ですが、左側ページにきったねぇ字で書かれているのは、にろふぇんを思い付く前に描こうとしていた話のメモです。
タイトルは「さよなら、トペッカ村」。
「トペッカ」は、「Accept(受け入れる)」を後ろから読んだものです。

この物語は、記憶喪失の主人公が謎の村・トペッカ村に辿り着き村での生活を始めるのですが、絶対に破ってはならない2つの村のルールを教えられます。
1つ目は、「相手を否定してはいけない」。
どんな嫌な奴でも、良い所を探して受け入れないといけません。
例えば自分勝手で威張り散らかしているような奴は、自分の意見をしっかり持っているとか思うようにし、どんなに嫌な言動をされても受け入れないといけません。
注意する等してルールを破ると、罰として「ごみ捨て場」に捨てられ、「引っ越した」扱いとされます。
(でも、そんな嫌な奴は誰かを否定せずにはいられませんので、結局すぐごみ捨て場行きになります。)
2つ目は、「夜は外に出てはいけない」。
夜になると忘れていた記憶を取り戻し、発狂して狂暴化する住民が現れる為、外に出てはいけません。
こちらは破っても特に罰はありませんが、怖い思いをします。

と、こんな感じの内容だったのですが、どんな相手も受け入れる(空気読む)が、只でさえ空気なんて見えないもの読める訳無いだろ派の自分には描けそうになく、オチも浮かばなかったのでボツとなりました。
「みんなちがって、みんないい」?
「一人ちがって、みんなで叩き潰せ」じゃないのか?
記憶喪失の主人公とか、謎の閉鎖世界とか、怖い夜とか、その辺りがにろふぇんに引き継がれています。

他にもごみ捨て場繋がりで、1週間でいらない感情が捨てられるごみの日が決まっており、例えば怒りの感情を捨て損ねると怒りが爆発して大惨事になるとか、そんなネタもありました。
何か短いフリーホラゲにでもできそうなネタですね。

さらに他に、物語の登場人物がストーリーに納得行かず役をボイコットしたりして「おしまい」になれず、それを正す職業の話(ストーリー上死ぬ登場人物が嫌がっており物語がおしまいになれないので、強制介入してストーリー通りにして貰う)なんてのもありましたが、ネタ的には良いのですが世界設定とか説明が難しいなーと。

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