タイのホームブルーイング事情
タイのバンコクに来たついでに、タイのクラフトビール、ホームブルーイングについて調べてみました。数年前にバンコクに来た時は、クラフトビールと言えば有名な「Tawandang Brewhouse」や「Londoner Brew Pub」などのブルーパブがあるくらいでしたた。しかも「Londoner Brew Pub」に立ち寄ったら店がない。クローズしてしまったのかと残念に思いましたが、別の場所で2016年にオープンするそうです。
クラフトビールを出すお店では、「Craft」や「HOBS」などのお店が人気のようです。「Craft」に至っては40タップもあります。ただし、客のほとんどは「ファラン」と呼ばれる欧米人ばかり。それもそのはず、クラフトビール1杯の価格はパイントで約300THBで、日本円にして約900円。バンコク市内のアイリッシュパブでも120THB前後なので、その倍以上です。しかもアイリッシュパブの値段でも地元タイ人は利用しません。300THBもあれば、美味しいタイ料理食べて一杯飲んで、モーターサイ(バイクタクシー)で家に帰っておつりがきます。タイ人の友人に聞いても、クラフトビールはタイ人には馴染みがないようで、もっぱら在留外国人や旅行者向けのようです。(値段を見て固まっていました。。。)
では、タイのホームブルーイングはどうでしょうか。まず法律的には違法となるようです。蒸留酒の醸造には特に厳しく、5000THB(15,000円)以下の罰金、または/及び6ヶ月以下の禁固刑。販売に至っては、10,000THB(30,000円)以下の罰金、または/及び1年以下の禁固刑です。ただし、蒸留酒ではなく、ビールやワインの醸造については、最低200THB(約600円)の罰金、醸造したビールやワインの販売については、最低5000THB(約15,000円)の罰金です。つまりビールのホームブルーイングについては、それほど厳しくないようにも見えますが、「最低」200THBの罰金なので、その裁量については分かりませんし、正しい情報かどうかは微妙ですので、タイでホームブルーイングをする場合には、きちんと確認しましょう。 ネットでは、ホームブルーイングの道具や原料を販売するタイ語のサイトがいくつかありますので、それなりに楽しんでいる人はいるようです。
ただ金額はタイの物価からすると高いように思えます(ビールの税金は日本などに比べて安いので、ビール買った方がはるかに安い。。。)ので、ある程度の収入があるタイ人か、外国人が楽しんでいるようです。ちなみに友人のタイ人はホームブルーイングをタイで楽しんでいる人なんかいるのか?と懐疑的です。第一、水どうすんだ?と言っているくらいなので、どうなんでしょうか。。。
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