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缶ビールのプルトップの穴を「つぎ口」と呼びましょう!!

多くの人が「飲み口」と呼んでいます

みなさん「缶ビール」のプルトップの【穴】の部分を
        ※タイトル画像の赤丸の部分

  「飲み口」と呼ぶ方が多いと思います

「飲み口」と呼ぶと(意識すると)直接口をつけて飲みますよね…


いつから「飲み口」になったのか?

これは、日本で最初に発売された「缶ビール」当時は「缶入ビール」から推測できます。

1958年(昭和33年)朝日麦酒から発売

当時はプルトップではなく「缶切り」で穴をあけて飲む方式でした

両側に穴を開ける

そして…缶の裏側に「説明文」が書かれています

缶入ビールの裏に書かれた説明文

6行目に…

そのままじかにお飲みください

とあります…

これが「飲み口」になったはじまりだと推測します

飲み口に対抗しようとしたビールメーカーがあります

朝日麦酒から「缶入ビール」が発売された翌年、サッポロビールから「缶入ビール」が発売されます。

1958年(昭和34年)発売

グラスに注ぐ写真が掲載されています
これは「じかに飲む」のではなく「注いで飲んでください」という
挑戦?対抗?だと感じています

この時、サッポロビールが圧倒的シェアーをとれば
「飲み口」ではなく「注ぎ口」となったはず・・・・

ビールはつぐことで完成品となります

youtuber重富が動画で説明しています(笑)

  1. 「のどごし」が違う

  2. 「味わい」が違う

  3. 「香り」が違う

  4. 缶ビールは基本、グラスに注ぐことを前提に作られている

「注ぐ」となぜ漢字じゃないの?

「注ぐ」を漢字で書くと…どう読みますか?
おそらく、多くの方は「そそぐ」と読みますよね

常用漢字で調べると「そそぐ」という訓読みが最初に書かれていて
(外)として「つぐ」が書かれています。

漢字で「注ぎ口」と表記すると、多くの方が

    そそぎぐち と読んでしまうはずです

「注ぐ」はつぐと読みます

ビール注ぎ業界では、ビールは「つぐ」と呼びます

重富が聞いた話ですが…
「そそぐ」は上から下への移動を意味し、「つぐ」は私からあなたへの気持ちを込めた横移動なんだと聞いたことがあります。
瓶ビールを「おそそぎしましょうか」ではなく「おつぎしましょうか」と言いいますよね…

昭和30年代のビールを注ぐことを生業としていた人たちは必ず「つぐ」と表現しますし、当時の落語の中でも「つぐ」と語られています。

テレビCM等で「ビールをそそぐ」とセリフが流れると…業界の大先輩より「重富君、まだそそぐと言っているよ」とお叱りの連絡がきます(笑)

これは、おそらく「NHK」さんの漢字表記辞典が原因ではないかと…これは調べてみますね

言葉を変えれば、行動が変わる

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

マザーテレサさんの言葉より

ビールを注いで飲んでいただきたい気持ちがあまりも大きすぎて、説明がとても長く難しくなってしまい、なかなか広がって行きません。
そこで考えたのが、マザーテレサさんの言葉です。

「言葉を変えれば、行動が変わる」

そこ思いついたのが
「缶ビールのプルトップの穴の事を【つぎ口】と呼ぶことです」

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