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小さい頃の自分を抱きしめてあげたくて

表題は、noteをはじめてみようと思った理由です。

負の感情にはエネルギーがありすぎる。
「さみしい」ひとつをとっても、「つらい」という感情も、バリエーションゆたかにいくらでも言えた。

私は今現在、30代半ば。
中学生のときにインターネットをはじめて、
高校生ときにはいくつもHPをつくったりした。

結局、何のコンテンツも持たない高校生が発信することといったら日記でしかなくて、当時はまわりの友達も名刺がわりのように自分のHPを持っていて、学校で会うのにわざわざBBSでやりとりしたりしていた。

あの頃、個人的な日記を書いている人が今よりもっともっとたくさんいた気がする。テキストサイトと呼ばれるものもたくさんあって、ネットは楽しかった。
(今でもいるのかもしれない。)

息をするようにネットで書いていた日記。次第に、「どれだけ不幸か」っていうのを友達と比べ合うようになっちゃったのは、私のまわりだけなんだろうか。

不幸自慢がどれほど嫌われる行為かは、わかっている。でも私は前述のとおり「息をするように」書いていた。友達も負けじと、書いていたと思う。

私に限っていえば、アピールしたかったというよりも、助けてほしいとか相談に乗ってほしいというよりも、家のなかにつらいことが多すぎてどうなっとんねんって思いをただただ吐き出していた。
当時の実家のなかにはほんとうにたくさんの問題があって、挙げればキリがなくて、いくらでも書けた。

今思えば、「人が見ていることを意識して」「ネガティブなことはネットに書かないように」とかいろいろ思うこともあるけれど、知ったこっちゃなかった。
私の心臓だけでは抱えきれなかった。

毎日noteという存在を知って、昔の自分を抱きしめてあげたい気持ちで当時の心境をもう一度綴ってみようと決めた。大人になって、ネガティブだけではないポジティブな気持ちで。
怨霊みたいにいつまでも成仏できないでいる負の感情を昇華させたい。できればあたたかい気持ちに生まれ変わってくれたら私も救われる気がする。

どこまで「毎日」書けるかは正直自信はないけれど。
というのも、ネタなんていくらでもあるとはじめてみたはいいけれど、今そんなに不幸じゃないので昔の勢いで書けないことに気がついた。
それで冒頭の「負のエネルギー」である。

当時ネットで書いていた日記やブログはもう残っていないけれど、当時のことを棚卸しするような気持ちで(そしてそれを経ていま割と幸せなことなんかも)更新していきたいと思う。

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