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『Beep21』セガ・アーケード メモリーズby 元『ゲーメスト』編集長 石井ぜんじ-memory04-上達を実感でき、ファンに長く愛されたゲーム「ゲイングランド」

石井ぜんじ氏のコラム第4回は「ゲイングランド」

『Beep21』のコラムとして
元『ゲーメスト』編集長
が連載してくれている
このシリーズも4回目。

▼第1回「ハングオン」

▼第2回「ファンタジーゾーン」

▼第3回「アウトラン」

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石井ぜんじ:1964年生まれ。元『ゲーメスト』編集長。現在はフリーのゲームライター。ゲーム制作の仕事にも関わる。主な著書は、『ゲームセンタークロニクル』『石井ぜんじを右に!』『セガ・アーケードヒストリー』『シュタインズ・ゲート公式資料集』など。ゲーム関連ほか、SF、ミステリ、アニメなどエンタメ全般に興味あり。

 ライターの石井ぜんじです。ここでは、昔のセガのアーケードゲームを中心に、作品の魅力や発売された当時の状況、個人的な思い入れなどを書いていきたいと思う。

 4回目となる今回の連載で取り上げるのは、セガの「ゲイングランド」(1988年11月稼働開始)である。

 本作は固定画面の見下ろし型で、総勢20人のキャラクターを使うことができるアクションシューティング。1980年代の前半まで固定画面のゲームは一般的だったものの、この頃になると固定画面でステージをクリアしていく形式のゲームはごく少数になっていた。発売された時期を考えれば、他に類を見ない異色の作品だと言ってよい。

 本作は発売された当初は、独創的なゲームであるがゆえ、その魅力がすぐには伝わらず、あまり注目されなかった。しかしそのゲーム性が理解されるにつれ、徐々に全国のプレイヤーに楽しまれるようになる。じわじわと人気を拡大してヒットした名作だと言えるだろう。

©SEGA   「ゲイングランド」(1988年10月稼働)

ゲームセンターの大きな流れの分水嶺に発売された「ゲイングランド」

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